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PTA会長 上田禎 教育長・副区長 橋本正彦 教育長・副区長 橋本正彦  事務局次長 寺西幸雄
庶務課長 小林緑  教職員係長 赤塚裕

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上田禎の事実誤認、偽証

目 次
1 第1回協議会におけるPTA会長上田禎の発言
 (1)第1回協議会の実施状況
 (2)発言①ないし発言⑬
 (3)上田禎の認否
   ア 発言③を除いた発言①ないし発言⑬
   イ 発言③
2 平成25年第22回板橋区教育委員会臨時会におけるPTA会長上田禎の証言
 (1)PTA会長上田禎の証言
 (2)PTA会長上田禎の事実誤認
   ア 「あえて、苦言を呈させていただきます」というふうに前置きした上で
   イ 3点を伝えさせていただいています
   ウ 保護者も地元の人間も、板橋第五中学校の生徒数を増やしたいというふうに願っている
   エ 板橋第五中学校は地元でも評判がよろしくないです。青健総会
   オ 生徒本位ではなく、教職員本位
   カ 氷川神社例大祭夜間パトロール
3 東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件の陳述書
 (1)第1回協議会におけるPTA会長上田禎の発言
 (2)第1回協議会におけるPTA会長上田禎の発言に係わる事実誤認
   ア 意見を述べる前に「それではあえて苦言を呈させていただきます」と前置きを致しました。
   イ 発言内容は以下の3点です。
   ウ (1)近年、板橋第五中学校の生徒数が減っており、
   エ (2)今までの経緯の中で、残念ながら板橋五中は地元の評判が悪いです、
   オ (3)今年に入ってからというよりはそれ以前からのことですが、様々な場面で学校は「生徒本位ではなく、教職員本位で考
     えているのでは?」
   カ 氷川神社例大祭夜間パトロール
 (3)第2回協議会における庶務課長小林緑の発言
 (4)第2回協議会における庶務課長小林緑の発言に係わる事実誤認
4 東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件第1回公開口頭審理における偽証
 (1)尋問番号98ないし99
 (2)尋問番号8
 (3)尋問番号9
 (4)尋問番号10
 (5)尋問番号126ないし130
 (6)尋問番号16ないし17

1 第1回協議会におけるPTA会長上田禎の発言

(1)第1回協議会の実施状況

 平成25年7月1日、午後3時30分から5時まで、板橋区立板橋第五中学校2階図書室において、第1回板橋第五中学校学校運営連絡協議会が行われた。(以下、平成25年7月1日第1回板橋第五中学校学校運営連絡協議会を「第1回協議会」という。)
 出席者は、下記の協議会委員8名、校長依田郁夫及び事務局職員2名であった。
東京都立北園高等学校校長
板橋区立板橋第四小学校校長 (午後3時50分頃、所用のため早退。)
元板橋第五中学校校長
板橋東町会会長 (代理出席)
板五中開放協力会会長(前板橋第五中学校PTA会長) 植田康嗣
板橋第五中学校PTA会長 上田禎
同PTA副会長 a
同PTA副会長 b
板橋第五中学校校長 依田郁夫
同副校長
同主幹教諭
 第1回協議会は、午後3時30分から4時20分頃まで、4時20分頃から4時50分頃まで、4時50分頃から5時00分までの3つの時間帯に分かれ、それぞれ下記の内容であった。
 午後3時30分から4時20分頃までの約50分間。
 校長依田郁夫、副校長、主幹教諭がそれぞれ説明を行った。校長依田郁夫は平成25年度学校経営方針を説明した。続けて、中学校学習指導要領が定める道徳、学校評価、平成25年5月7日現在の生徒在籍数について説明した。これらの説明の後、4月から6月までの学校経営状況、教育課程の実施状況などを説明した。次に、副校長が学校行事予定を説明した。最後に、主幹教諭が教育課程の編成と実施状況の説明、学力調査結果の説明、平成24年度の進路指導とその結果、生徒指導の状況を説明した。主幹教諭の生徒指導の状況説明の後、校長依田郁夫が3学年男子生徒数人の学校生活における気になる様子を説明した。
 午後4時20分頃から4時50分頃までの約30分間。
 学校側からの説明に対して、出席者から意見・助言などを述べてもらい協議を行った。協議内容は、学力調査結果についての意見、3学年男子生徒の生徒指導に対する意見や助言、運動会の競技種目に対する要望、地域行事に対する学校の協力要請などであった。学校がその場で回答できる内容については回答し、検討が必要な案件については後日回答することとした。
 この時間帯に、板橋第五中学校PTA会長上田禎は発言①をした。前板橋第五中学校PTA会長植田康嗣が発言①に関連する発言をした。
 午後4時50分頃から5時00分まで、第1回協議会終了直前の約10分間。
 板橋第五中学校PTA会長上田禎が一人で一方的に発言②ないし発言⑬をした。
          〔ページ「裁判記録」、訴状30頁ないし37頁〕            

(2)発言①ないし発言⑬

 板橋第五中学校PTA会長上田禎は、第1回協議会の協議の時間帯(午後4時20分頃から4時50分頃まで)に発言①をし、第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)に発言②ないし発言⑬を一方的に発言した。
 (上田禎は、平成24年、平成25年、平成26年の3年間、板橋区立板橋第五中学校のPTA会長を務めた。以下、平成24年4月1日から平成27年3月31日までの期間の上田禎を「PTA会長上田禎」という。)
発言①
「板橋第五中学校2年の自分の子どもが、東京都立北園高校の学校公開に参加して大変気に入った。子どもは、是非、東京都立北園
 高校に入学したいと言っている。」
 PTA会長上田禎の発言①に続けて、前板橋第五中学校PTA会長植田康嗣が「東京都立北園高校は、板橋第五中学校から10人
 くらい推薦で入学させればいいんだ。」と発言した。
発言②
「私は、板橋第四小学校でPTA活動を5年間行ってきた。PTA会長も務めた。板橋第五中学校では、平成24年度と平成25年
 度の2年間PTA会長を務めている。これから7年間くらいはPTA活動と関わるであろう。」
発言③
「私は、企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている。」
発言④
「苦言を呈する。」
発言⑤
「私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのためには、何でもする。」
発言⑥
「平成25年度の第1学年は2学級、新入生徒数は43名であった。ここ数年間、板橋第五中学校は全学年が1学級であった。」
発言⑦
「板橋区教育委員会の教育委員高野さんから、『平成25年度の第1学年は2学級になってよかったですね。』と声をかけられた。
 」
発言⑧
「板橋第五中学校は地元の評判が悪い。」
発言⑨
「板橋第五中学校は非協力的である。」
発言⑩
「板橋第五中学校は非協力的である。5月に板橋地区の青少年健全育成委員会の総会と懇親会があった。校長依田郁夫は修学旅行引
 率中であったので出席できなかった。副校長が青少年健全育成委員会の総会に出席したが、懇親会には出席しなかった。青少年健
 全育成委員会の会長平塚さんが『板橋第五中学校はこういう会に出席しない。』と言っていた。」
発言⑪
「板橋第五中学校は非協力的である。4月、5月の件もある。」
発言⑫
「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」
発言⑬
「板橋第五中学校は非協力的である。トイレ改修工事の件。板橋第五中学校と向原中学校は生徒用トイレ改修工事を2フロアーしか
 してもらえない。他の中学校は3フロアーのトイレを改修してもらえる。」
          〔 ページ「裁判記録」、訴状30頁ないし37頁 、甲64研修報告書5〕

(3)上田禎の認否

 上田禎は、東京地方裁判所平成28年(ワ)第21380号損害賠償請求事件に提出した平成28年10月31日付け被告上田準備書面(1)において、発言①ないし発言⑬の認否を下記のとおりした。
〔ページ「裁判記録」、被告上田準備書面(1)、4頁ないし5頁〕
平成28年(ワ)第21380号 損害賠償請求事件
原告 依田郁夫
被告 上田禎、外2名
被告上田準備書面(1)
平成28年10月31日
東京地方裁判所民事第41部合2F係 御中
被告上田禎訴訟代理人弁護士 中 野 正 人
    5、第5(第1回板橋第五中学校運営連絡協議会)について
    (1)1(実施状況)について
          認める。
    (2)2(進行状況)について
        ①第1段落について
           副校長が司会進行を務めたこと第1回協議会が原告摘示の頃開かれたこ
          とは認めその余は不知乃至否認する。
           第1回協議会は、3つの時間帯ではなく2つの時間帯に分かれ、原告主
          張の3番目の時間帯は、協議会終了後の校長室でのやり取りを指すものと
          考える。
        ②第2段落について
           認める。但し、正確な時間については不知。
        ③第3段落について
           認める。但し、正確な時間については不知。
        ④第4段落について
           被告上田が第1回協議会において原告の請求原因第5、4記載の発言の
          内の③を除いた①乃至⑬を発言したことは認め、その余は不知乃至否認す
          る。
    (3)3(配布資料)について
      認める.
    (4)4(被告上田禎の発言)について
        ①第1段落について
           被告上田が第1回協議会において原告の請求原因第5、4記載の発言の
          内の③を除いた①乃至⑬を発言したことは認め、その余は不知乃至否認す
4頁
          る。
        ②第2段落について
           否認する。
        ③第3段落について
           不知乃至否認する。
        ④第4段落((1)発言①~(13)発言⑬)について
           被告上田が第1回協議会において原告の請求原因第5、4記載の発言の
          内の③を除いた①乃至⑬を発言したこと原告主張の被告上田の第1回公開
          口頭審理における証言をしたことは認め、その余は不知乃至否認する。
5頁
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕

ア 発言③を除いた発言①ないし発言⑬

 上田禎は、平成28年10月31日付け被告上田準備書面(1)において、発言③を除く発言①ないし発言⑬をしたことを認めた。

イ 発言③

 上田禎は、平成28年10月31日付け被告上田準備書面(1)において、発言③をしたことを認めなかった。
 しかし、下記の2つの根拠により、PTA会長上田禎が第1回協議会において、発言③「私は、企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている。」をしたことは事実と認定できる。
 根拠1、依田郁夫作成の研修報告書5
 依田郁夫は、平成26年2月17日、板橋区教育委員会事務局次長寺西幸雄に研修報告書5を提出した。依田郁夫は、記録にもとづき研修報告書5を作成した。研修報告書5中に、第1回協議会におけるPTA会長上田禎の発言「私は、企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている。」(発言③)が記述されている。
 研修報告書5は公務員が公務で作成した公文書であり、信頼度が高い。
〔ページ「裁判記録」、甲64.研修報告書5〕
平成26年2月17日
板橋区教育委員会事務局次長 寺西幸雄 様
研修報告書 5
板橋区立板橋第五中学校 依田郁夫
       平成26年2月3日、午前8時30分、板橋フレンドセンターにて、依田郁夫が板橋
      区教育委員会事務局次長寺西幸雄に服務事故の根拠を質問したところ、次長寺西幸雄は
      次の2つを回答した。同席者は板橋区教育委員会事務局指導室統括指導主事齊藤浩雄で
      あった。
        根拠1 校長依田郁夫が板橋区教育委員会教育長橋本正彦の職務命令に従わなかっ
                  た。
        根拠2 平成25年11月21日、板橋区立板橋第五中学校第2回学校運営連絡協議
                  会において、校長依田郁夫が110番通報したことにより混乱を招いた。
服務事故の根拠1 経過説明(1)
       板橋第五中学校長依田郁夫がPTA会長上田禎に対して、「第2回及び第3回学校運
      営連絡協議会への参加を要請しない。」と判断した経過を説明する。
       平成25年7月1日 板橋第五中学校第1回学校運営連絡協議会
       午後3時30分から5時まで 2階図書室会場
       板橋第五中学校第1回学校運営連絡協議会を、午後3時30分から2階図書室で開催
      した。司会進行は副校長が務めた。出席した委員は次の11名であった。
       東京都立北園高等学校校長
       板橋区立板橋第四小学校校長 (午後3時50分頃、所用により早退。)
       元板橋第五中学校校長
       板橋東町会会長 (代理出席)
       板五中開放協力会会長 植田康嗣
       板橋第五中学校PTA会長 上田禎
       同PTA副会長 a
       同PTA副会長 b
       板橋第五中学校校長 依田郁夫
       同副校長
       同主幹教諭
1頁
       会次第に従い、最初に校長依田郁夫が平成25年度学校経営方針の説明、4月から6
      月までの学校経営状況、教育課程の実施状況などを説明した。次に、副校長が学校行事
      予定を説明した。最後に、主幹教諭が教育課程の編成と実施状況の説明、学力調査結果
      の説明、平成24年度の進路指導とその結果説明、生徒指導の状況を説明した。主幹教
      諭の生徒指導の状況説明の後、校長依田郁夫が第3学年男子生徒数人の学校生活の様子
      を説明した。
       学校側からの一通りの説明の後、出席者から意見・感想などを一通り述べてもらった。
      学力調査結果についての感想、第3学年男子生徒の生徒指導に対する意見、運動会の競
      技種目に対する要望、学校と地域の連携などについて意見や感想が述べられた。学校が
      その場で回答できる内容については回答し、検討が必要な案件については後日回答する
      こととした。
       協議会終了の10分間、午後4時50分頃から、PTA会長上田禎が最後の発言者と
      して次のような発言を10分間行った。
       私は、板橋第四小学校でPTA活動を5年間行ってきた。PTA会長も務めた。板橋
      第五中学校では、平成24年度と平成25年度の2年間PTA会長を務めている。これ
      から7年間位はPTA活動と関わるであろう。
       私は、企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている。
       私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのため
      には、何でもする。平成25年度の第1学年は2学級、新入生徒数は43名であった。
      ここ数年間、板橋第五中学校は全学年が1学級であった。板橋区教育委員会の教育委員
      高野さんから、「平成25年度の第1学年は2学級になってよかったですね」と声をか
      けられた。
       次に、板橋第五中学校は非協力的であると述べ、次の4点を話した。
      ①5月に板橋地区の青少年健全育成委員会の総会と懇親会があった。校長依田郁夫は
        修学旅行引率中であったので出席できなかった。副校長が青少年健全育成委員会の総
        会に出席したが、懇親会には出席しなかった。青少年健全育成委員会の会長平塚さん
        が「板橋第五中学校はこういう会に出席しない。」と言っていた。
      ②4月、5月の件もある。
      ③板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。
      ④トイレ改修工事の件。板橋第五中学校と向原中学校は生徒用トイレ改修工事を2フ
        ロアーしかしてもらえない。他の中学校は3フロアーのトイレを改修してもらえる。
        これは、板橋第五中学校と向原中学校は学級数が少なく、2フロアーに3学年分の
        教室が配置されているためである。PTA会長上田禎の発言の意図は、板橋第五中
        学校は学級数が少ないため生徒用トイレ改修工事を2フロアーしかしてもらえない
        ことにあると思われる。
       平成25年4月から6月までの校長依田郁夫とPTA会長上田禎の関わりで、②と③
      はそれぞれ次の内容を指している。
       ②の4月、5月の件とは、部活動を新設しなかったことである。4月、5月に新入生
2頁
      の生徒及び保護者から、サッカー部やダンス部などの部活動を新設してほしいとの要望
      があった。校長依田郁夫は、顧問の教員数、指導する教員の技量、新規開設した部活動
      に集まる生徒数、他の部活動の部員数に与える影響などを判断して、サッカー部やダン
      ス部の新設を行わなかった。PTA会長上田禎は、板橋第五中学校の部活動開設数が少
      ないことが生徒数減少の一因と考えていた。PTA会長上田禎は、生徒数を増やすため
      に部活動開設数を増やすべきとの考えを持っていた。
       ③「生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」は、次のような事
      情があった。夏季休業中や9月氷川神社例大祭の夜間パトロールの実施時刻を、生徒の
      ことを考えて夜10時までにしてもらいたい。教員が家に帰る時刻が遅くなるとの理由
      で夜9時30分で終わるのではなく、生徒のことを第一に考えて夜10時までパトロー
      ルしてもらいたい。板橋第四小学校では、教員が夜10時までパトロールしている。
       板橋第五中学校の教員は、1つの部活動を2人から3人で受け持っている。1人の教
      員が1つの部活動の顧問を務めれば、もっと多くの部活動を開設できる。生徒のことを
      第一に考えて、教員は1人で1つの部活動を受け持ち、もっと多くの部活動を開設する
      べきである。
       板橋区教育委員会が設置している学校運営連絡協議会は、校長が委員を招集して協議
      会を開催し、校長が協議会を運営する。協議会の内容は、学校運営に関すること、学校
      公開に関すること、地域コミュニティセンターとしての学校のあり方に関すること、学
      校評価に関することである。
       また、板橋第五中学校PTA規約はPTA組織及びPTA会長を次のように規定して
      いる。第4条、会員は本校に在籍する生徒の保護者ならびに教職員とする。第5条、本
      会に次の役員をおく。会長1名。副会長3名。書記3名。会計3名。つまり、板橋第五
      中学校のPTA組織は在籍する生徒の保護者と教職員で構成され、PTA会長はそのP
      TA組織の代表者である。
       しかるに、平成25年7月1日午後4時50分から5時まで、板橋第五中学校第1回
      学校運営連絡協議会における板橋第五中学校PTA会長上田禎の発言は、著しくPTA
      会長にふさわしくないものであった。なぜならば、学校運営連絡協議会において、PT
      A会長上田禎は板橋第五中学校、校長依田郁夫、板橋第五中学校教員を批判し侮辱した
      からである。PTA会長上田禎が午後4時50分から5時までの間に行った発言は、学
      校運営連絡協議会においてするのではなく、定期的に行っているPTA実行委員会(学
      校の代表者とPTA組織の代表者が集まる会合。校長依田郁夫、PTA会長上田禎が出
      席する。)、あるいはPTA会長上田禎とPTA役員が校長室を訪ねて行うのがふさわし
      い内容である。
       そもそも、PTA会長上田禎は敢えて悪意をもって、近隣の都立高等学校長、板橋区
      立小学校長、元本校校長、町会長、板五中開放協力会長(元本校PTA会長)などが出
      席している学校運営連絡協議会の場で上記の発言をしたものと思われる。
       板橋第五中学校PTA会長上田禎は学校運営連絡協議会がどのようなものか、PTA
3頁
      会長とはどのような立場かを理解していない。特に、PTA会長が在籍する生徒の保護
      者と教職員を代表していることを理解していない。保護者と教職員を代表している者が、
      保護者と教職員以外の第三者が出席している公の協議会において、一方的に教職員を批
      判し侮辱することは許されない行為である。
       板橋第五中学校PTA会長上田禎はPTA会長として不適格である。
       平成25年8月31日、板橋第五中学校校長室にて、校長依田郁夫、PTA会長上田
      禎、他4名が出席して行った会合の件を次回研修報告書6において記述する。
以上
4頁
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕
 根拠2、上田禎の第1回公開口頭審理における証言
 上田禎は、平成27年7月6日、東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件の第1回公開口頭審理において、発言③「私は、企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている。」に関する証言を下記のとおりした。(尋問番号98、99)
 上田禎の発言③に関する最終証言は、「そうですか。じゃ、記憶にございません。断言できません。申しわけございません。」である。
 上田禎は、平成27年7月6日の時点で、発言③「私は、企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている。」についての記憶が定かではなかった。
 したがって、平成26年2月17日に、依田郁夫が記録にもとづき作成した研修報告書5記載の「私は、企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている。」(発言③)が、上田禎が第1回協議会で発言した内容であることに間違いはない。
〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号98ないし99〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
    98
    二つ目、私は企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている、こ
    れは協議会で発言する内容として適切ですか、不適切ですか。
    (上田禎)
        その発言は協議会でしたものではございません。校長室において依田先生と二人で話
        しているときにしたものです。
    私の記憶では、4時50分から5時まで運営協議会の最後10分間の中で、さっきの発言が
    1番、今の発言が2番目、確かにしております。もう一回言いましょうか。私は企業の社
    長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている。よく思い出してください。
    (上田禎)
        私としては、その場でした記憶は余りありませんね。校長室で話したのは覚えていま
        す。それはなぜかというと、PTA会長というのは地元の人間がなりますので、校長
        先生の立場からしますと、誰がなったのかわからないですよね。ですので、ある意
        味ではご安心いただくために、こういう仕事をしているんですよということをお伝え
        する趣旨でお話しした記憶はございます。
    99
    協議会の中の最後10分間の発言の2番目としてしたのですね。
    (上田禎)
        いや、最後の発言の中では、その話はした記憶は余りないんですけども。
    よく思い出してください。2番目にしていますよ。私はしっかりと記憶しております。
    (上田禎)
        すみません。それ、意見を求められたときの話ですか。
    4時50分から5時までは誰も意見、口を差し挟んでいません。証人が10分間、一人で話
    をしました。そのうちの二つ目の発言内容です。
    (上田禎)
        ちょっと待って。ということは、順番に意見を求められていて、最後の私の番になっ
        たときに、今の発言をされたというご指摘ですか。
    協議会の最後の10分間の中で、証人が一人で全部しゃべったうちの二つ目の発言です。
    (上田禎)
        すみません。今、私の質問に答えていただきたいのですが、その最後に3点、話をし
        たときのことですか、それは、それの後の話ですか。
    3点。
    (上田禎)
        つまり、その……………
    時間的に上田証人が一人でしゃべった10分間です。協議会の最後10分間です。その中で
    話をしたのです。さっき言ったのが一つ目、今、言ったのが二つ目です。
    *審査員
    ちょっと繰り返しになっています。最終的に証人としての発言をしてください。
    (上田禎)
        そうですか。じゃ、記憶にございません。断言できません。申しわけございません。
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕

2 平成25年第22回板橋区教育委員会臨時会におけるPTA会長上田禎の証言

(1)PTA会長上田禎の証言

 板橋第五中学校PTA会長上田禎は、平成25年12月5日、第22回板橋区教育委員会臨時会に参考人として出席し証言した。
 板橋第五中学校PTA会長上田禎は、同教育委員会臨時会において、平成25年7月1日板橋第五中学校第1回学校運営連絡協議会における発言を、下記のとおり証言した。
 (上田禎は、平成24年、平成25年、平成26年の3年間、板橋区立板橋第五中学校のPTA会長を務めた。以下、平成24年4月1日から平成27年3月31日までの期間の上田禎を「PTA会長上田禎」という。)
 (以下、平成25年7月1日板橋第五中学校第1回学校運営連絡協議会を「第1回協議会」という。)
〔ページ「裁判記録」、甲30.平成25年第22回教育委員会(臨時)議事録、3頁ないし5頁〕
      *委員長別府明雄
       次長の報告内容について、会長から経緯、状況等を簡潔にご説明願います。
       会議時間が限られておりますので、説明時間は10分ぐらいでお願いします。
      *PTA会長上田禎
       どうぞよろしくお願いいたします。
       では、簡潔に、経緯についてお話しさせていただきます。
       まず、お配りした、この横版の資料を先につくってまいりました。
       「今までの経緯」の先頭に書いてございますけれども、実を言いますと、現在
      は、副校長先生になってから非常に地元の評判が悪くなりまして、さらに「どう
      も教職員本位で意思決定されているように感じる」という保護者からの声が私の
      ところに多数来ているような状況があります。
3頁
       そんな状況ですという話をOBにも相談したところ、「それは、副校長先生に
      もちゃんと言わないとだめだよ。そうでないと校長先生になれなくなってしまう
      よ。」という助言をいただきまして、その3日後が、ちょうど第1回学校運営連
      絡協議会であったというタイミングでございます。
       ここで、今お話があったようなことがあったわけなのですが、私の発言内容は、
      2ページ目を開いていただきますと、そちらに発言内容を載せてあります。
       全員、一通り終わった段階で、最後に「では、ご意見、ご感想がありましたら
      どうぞ」ということで、順番に発言を促されました。
       私が、たまたま最後の順番だったのですが、下に書いてありますけれども、こ
      ういうふうに言ったのです。
       「あえて、苦言を呈させていただきます」というふうに前置きした上で、3点
      を伝えさせていただいています。
       1番目が、保護者も地元の人間も、板橋第五中学校の生徒数を増やしたいとい
      うふうに願っているということだけはご承知おきいただきたいという話を、まず、
      1点目にしました。
       2番目に、今がというよりも、それまでの流れ、経緯の中で、残念ながら、板
      橋第五中学校は地元でも評判がよろしくないです。例えば、今年あった青健総会
      にも、校長先生はたまたま修学旅行で不在だったのですが、代理で出席した副校
      長が30分で帰ってしまって、会が終わった後に、青健会長から「五中はだめだ
      よな」という具合に私はお叱りを受けております。
       その場に、須田校長先生と北村校長先生もいて、4人でお話ししていたのです
      けれども、そんなこともありましたというような話をこの場でさせていただいた。
      ですので、もう少し上手に対応してくださいという言い方で要望を述べました。
       3点目です。
       これも、今年に入ってからというよりは、今までの流れですがときちんとお伝
      えした上で、どうも生徒本位ではなく、教職員本位で考えているのではないかと
      いう声を耳にすることがあります。例えば、ある特定の部ですけれども、部活動
      が極端に短い。その理由はというと、先生が遠いからというふうに保護者が説明
      を受けているわけです。
       あるいは、ソフトテニス部の保護者が、夏休みとかに一日中、朝から晩まで練
      習をしているものですから、飲み物等の差し入れをしたいという話で、だめです
      というふうな話になったとか、あるいは、真夏に2年生が地域清掃をやるのです
      けれども、その際に、担当する委員会のPTAの方がお水を差し入れたいという
      ことを申し出たのですが、職員会議に諮った結果、だめですという話になりまし
      たというようなことを実際に言われた。
       ところが、実際には職員会議でそんなことは話されていなくて、付き添った先
      生の方が「お水を買いましょうか」と言っていたような事態だったと、そういう
      話がたくさんございます。
       そういうことを受けて、この場ではテニス部の話と、この顧問の時間の話だけ
      をしました。ということで、もう少し上手に保護者に説明してくださいというお
4頁
      願いをした次第です。
5頁
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕

(2)PTA会長上田禎の事実誤認

 PTA会長上田禎が平成25年12月5日第22回板橋区教育委員会臨時会で証言した内容は、下記のアないしオが事実と異なる。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、平成25年12月5日第22回板橋区教育委員会臨時会でウソ証言をした。 
 PTA会長上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会の協議の時間帯(午後4時20分頃から4時50分頃まで)に発言①をし、第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)に発言②ないし発言⑬を一方的に発言した。
 「あえて、苦言を呈させていただきます」は、発言④「苦言を呈する。」に相当する。
 PTA会長上田禎は第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)の発言で、発言④の前に発言②、発言③をした。
 したがって、PTA会長上田禎は、発言④「苦言を呈する。」を「あえて、苦言を呈させていただきます」とウソをつき、発言②、発言③を隠して証言しなかった。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、平成25年12月5日第22回板橋区教育委員会臨時会でウソ証言をした。

発言①
「板橋第五中学校2年の自分の子どもが、東京都立北園高校の学校公開に参加して大変気に入った。子どもは、是非、東
 京都立北園高校に入学したいと言っている。」
 PTA会長上田禎の発言①に続けて、前板橋第五中学校PTA会長植田康嗣が「東京都立北園高校は、板橋第五中学校
から10人くらい推薦で入学させればいいんだ。」と発言した。
発言②
「私は、板橋第四小学校でPTA活動を5年間行ってきた。PTA会長も務めた。板橋第五中学校では、平成24年度と
 平成25年度の2年間PTA会長を務めている。これから7年間くらいはPTA活動と関わるであろう。」
発言③
「私は、企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている。」
発言④
「苦言を呈する。」
発言⑤
「私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのためには、何でもする。」
発言⑥
「平成25年度の第1学年は2学級、新入生徒数は43名であった。ここ数年間、板橋第五中学校は全学年が1学級であ
 った。」
発言⑦
「板橋区教育委員会の教育委員高野さんから、『平成25年度の第1学年は2学級になってよかったですね。』と声をか
 けられた。」
発言⑧
「板橋第五中学校は地元の評判が悪い。」
発言⑨
「板橋第五中学校は非協力的である。」
発言⑩
「板橋第五中学校は非協力的である。5月に板橋地区の青少年健全育成委員会の総会と懇親会があった。校長依田郁夫は
 修学旅行引率中であったので出席できなかった。副校長が青少年健全育成委員会の総会に出席したが、懇親会には出席
 しなかった。青少年健全育成委員会の会長平塚さんが『板橋第五中学校はこういう会に出席しない。』と言っていた。
 」
発言⑪
「板橋第五中学校は非協力的である。4月、5月の件もある。」
発言⑫
「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく
 。」
発言⑬
「板橋第五中学校は非協力的である。トイレ改修工事の件。板橋第五中学校と向原中学校は生徒用トイレ改修工事を2フ
 ロアーしかしてもらえない。他の中学校は3フロアーのトイレを改修してもらえる。」

イ 3点を伝えさせていただいています

 PTA会長上田禎は、「『あえて、苦言を呈させていただきます』というふうに前置きした上で、3点を伝えさせていただいています。」と証言した。
 3点が事実と異なる。
 PTA会長上田禎が3点と主張した発言は、発言⑤、発言⑧、発言⑩、発言⑫に相当する。
 PTA会長上田禎は第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)の発言④「苦言を呈する。」の後に、発言⑤ないし発言⑬をした。
 したがって、PTA会長上田禎は、発言⑥、発言⑦、発言⑨、発言⑪、発言⑬を隠して証言しなかった。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、平成25年12月5日第22回板橋区教育委員会臨時会でウソ証言をした。

ウ 保護者も地元の人間も、板橋第五中学校の生徒数を増やしたいというふうに願っている

 PTA会長上田禎は、3点話したうちの1点目を「保護者も地元の人間も、板橋第五中学校の生徒数を増やしたいというふうに願っているということだけはご承知おきいただきたい」と証言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのためには、何でもする。」(発言⑤)を発言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「保護者も地元の人間も、板橋第五中学校の生徒数を増やしたいというふうに願っているということだけはご承知おきいただきたい」を発言しなかった。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、平成25年12月5日第22回板橋区教育委員会臨時会でウソ証言をした。
 PTA会長上田禎の教育委員会における証言は、第1回協議会における発言⑤と下記の4点が異なる。
1 保護者も地元の人間も
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「私の考えの根底にあるのは」と発言した。「保護者も地元の人間も」と発言していない。
 PTA会長上田禎は、主語を「私」から「保護者も地元の人間も」に替えてウソ証言をした。
2 板橋第五中学校の生徒数を増やしたいというふうに願っている
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。」と発言した。「板橋第五中学校の生徒数を増やしたいというふうに願っている」と発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、ウソ証言をした。
3 そのためには、何でもする。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会で発言した「そのためには、何でもする。」を隠して、証言しなかった。
 PTA会長上田禎はウソ証言をした。
 PTA会長上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会において「私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのためには、何でもする。」(発言⑤)と発言した。上田禎は、平成24年、平成25年、平成26年の3年間、板橋第五中学校のPTA会長を務めた。上田禎がPTA会長3年目であった平成26年の板橋第五中学校入学生徒数は16人であった(下表、「板橋区立板橋第五中学校在籍生徒数」)。入学生徒数16人は、昭和30年4月1日に板橋第五中学校が開校してから平成31年までの間で最も少ない入学生徒数であった。
 PTA会長上田禎は口先だけで「私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのためには、何でもする。」(発言⑤)と言ったが、実際は何もしなかった。何もできなかった。
4 ご承知おきいただきたい
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのためには、何でもする。」(発言⑤)と発言した。「願っているということだけはご承知おきいただきたい」と発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、ウソ証言をした。

 なお、PTA会長上田禎の教育委員会における証言「保護者も地元の人間も、板橋第五中学校の生徒数を増やしたいというふうに願っている」は、次の2つの理由により事実と異なる。
 PTA会長上田禎は事実と異なるウソをでっち上げて、ウソ証言をした。
 理由1、板橋第四小学校と板橋第五中学校の通学区域
 下表のとおり、板橋第四小学校と板橋第五中学校の通学区域はピッタリ一致している。つまり、板橋第四小学校の通学区域内にある板橋区立中学校は、板橋第五中学校のみである。板橋第五中学校の通学区域内にある板橋区立小学校は、板橋第四小学校のみである。
板橋区立小学校・中学校 学校別通学区域一覧(平成29年8月1日現在)
板橋第四小学校 板橋一丁目 板橋二丁目39番から42番まで 板橋三丁目1番から43番まで
板橋四丁目 加賀一丁目1番から2番まで
板橋第五中学校 板橋一丁目 板橋二丁目39番から42番まで 板橋三丁目1番から43番まで
板橋四丁目 加賀一丁目1番・2番
 理由2、板橋第四小学校から板橋第五中学校への進学率
 下表は、平成11年から平成31年までの板橋第四小学校から板橋第五中学校への進学率を表している。
 平成11年から平成31年までの21年間の進学率の平均値は65%である。板橋第四小学校を卒業した35%の児童が板橋第五中学校に進学していない。上田禎が板橋第五中学校でPTA会長を務めた平成24年、平成25年、平成26年の3年間の進学率の平均値は57.2%である。板橋第四小学校を卒業した42.8%の児童が板橋第五中学校に進学していない。
 板橋第四小学校を卒業し板橋第五中学校に進学しなかった児童は、国立大学付属中学校、東京都立中高一貫校、私立中学校及び板橋区の教育行政施策「学校選択制」(平成26年以降は「入学予定校変更希望制」)を利用して板橋第五中学校の外の板橋区立中学校に進学した。(Webサイト「板橋区の学校統廃合」、ページ「教育行政施策」)
 さらに、板橋第四小学校通学区域(板橋第五中学校通学区域と同一)内に居住する小学校就学児童の中には、国立大学付属小学校、私立小学校、板橋区の教育行政施策「学校選択制」(平成26年以降は「入学予定校変更希望制」)を利用して板橋第四小学校の外の板橋区立小学校に就学した児童がいる。これらの児童は、板橋第五中学校には進学しない。したがって、板橋第四小学校通学区域(板橋第五中学校通学区域と同一)内に居住し板橋第五中学校に進学しない児童は、35%より多い。上田禎が板橋第五中学校でPTA会長を務めた平成24年、平成25年、平成26年の3年間では42.8%より多い。
 板橋第四小学校通学区域(板橋第五中学校通学区域と同一)内に居住し板橋第五中学校に進学しない35%(上田禎が板橋第五中学校でPTA会長を務めた平成24年、平成25年、平成26年の3年間では42.8%)の児童及び保護者は、「板橋第五中学校の生徒数を増やしたいというふうに願って」はいない。
 よって、PTA会長上田禎の教育委員会における証言「保護者も地元の人間も、板橋第五中学校の生徒数を増やしたいというふうに願っている」は事実と異なる。
板橋第四小学校から板橋第五中学校への進学率
板橋第四小学校 卒業生 板橋第五中学校 入学生 * 進学率
年度 人数 年度 人数
平成10年 77 平成11年 53 68.8
11年 79 12年 62 78.4
12年 72 13年 61 84.7
13年 78 14年 58 74.3
14年 60 15年 50 83.3
15年 70 16年 48 68.5
16年 47 17年 35 74.4
17年 56 18年 51 91
18年 58 19年 42 72.4
19年 64 20年 24 37.5
20年 53 21年 33 62.2
21年 53 22年 29 54.7
22年 56 23年 26 46.4
23年 51 24年 27 52.9
24年 60 25年 44 73.3
25年 41 26年 16 39
26年 59 27年 18 30.5
27年 59 28年 43 72.8
28年 59 29年 37 62.7
29年 72 30年 48 66.6
30年 68 令和元年 36 52.9
令和元年 72 2年 41 56.9
合計 1,364 882 64.7
人数は、各年度5月1日現在の在籍児童数・生徒数を集計した。
板橋第四小学校の通学区域と板橋第五中学校の通学区域は同一である。
*進学率は、板橋第四小学校卒業生に対する板橋第五中学校入学生の割合を%で表示した。
*進学率の最大値は平成18年の91%、*進学率の最小値は平成27年の30.5%である。
平成11年から平成31年までの21年簡に*進学率が50%未満の年度が4回ある。
平成11年から平成31年までの21年間の*進学率の平均値は65%である。
平成24年、平成25年、平成26年の3年間の*進学率の平均値は57.2%である。
板橋区立板橋第四小学校   在籍児童数
年度 合計 1学年 2学年 3学年 4学年 5学年 6学年
学級数 児童数 学級数 児童数 学級数 児童数 学級数 児童数 学級数 児童数 学級数 児童数 学級数 児童数
平成10年 13 444 2 74 2 66 2 74 2 71 3 82 2 77
11年 12 404 2 46 2 69 2 62 2 77 2 71 2 79
12年 12 383 2 59 2 48 2 68 2 59 2 77 2 72
13年 12 382 2 62 2 60 2 50 2 71 2 61 2 78
14年 12 367 2 63 2 62 2 58 2 53 2 71 2 60
15年 12 353 2 56 2 62 2 61 2 55 2 49 2 70
16年 12 336 2 56 2 54 2 64 2 59 2 56 2 47
17年 12 341 2 55 2 55 2 53 2 64 2 58 2 56
18年 12 337 2 52 2 55 2 54 2 53 2 65 2 58
19年 12 330 2 57 2 52 2 53 2 53 2 51 2 64
20年 12 315 2 42 2 60 2 54 2 53 2 53 2 53
21年 12 321 2 61 2 41 2 60 2 53 2 53 2 53
22年 12 333 2 62 2 62 2 41 2 61 2 51 2 56
23年 11 332 2 60 2 60 2 62 1 40 2 59 2 51
24年 13 348 3 72 2 58 2 57 2 60 2 41 2 60
25年 13 355 2 67 3 72 2 58 2 58 2 59 2 41
26年 12 383 2 70 2 69 2 69 2 58 2 58 2 59
27年 13 395 2 62 3 73 2 69 2 73 2 59 2 59
28年 12 403 2 65 2 63 2 72 2 68 2 76 2 59
29年 12 400 2 64 2 65 2 62 2 70 2 67 2 72
30年 13 417 3 83 2 65 2 66 2 64 2 71 2 68
令和元年 14 445 3 91 3 80 2 70 2 67 2 65 2 72
2年 14 474 3 96 3 89 2 81 2 70 2 71 2 67
 ※ 各年度5月1日現在に在籍した児童を集計した。
 ※ 通常学級に在籍した児童を集計した。
        板橋区立板橋第五中学校  在籍生徒数
年度 合計 1学年 2学年 3学年
学級数 生徒数 学級数 生徒数 学級数 生徒数 学級数 生徒数
平成10年 7 219 2 73 2 63 3 83
11年 6 190 2 53 2 74 2 63
12年 6 191 2 62 2 56 2 73
13年 6 183 2 61 2 64 2 58
14年 6 182 2 58 2 61 2 63
15年 6 167 2 50 2 56 2 61
16年 6 156 2 48 2 51 2 57
17年 5 135 1 35 2 48 2 52
18年 5 139 2 51 1 36 2 52
19年 5 130 2 42 2 52 1 36
20年 5 120 1 24 2 43 2 53
21年 4 103 1 33 1 26 2 44
22年 3 90 1 29 1 35 1 26
23年 3 89 1 26 1 28 1 35
24年 3 82 1 27 1 24 1 31
25年 4 100 2 44 1 29 1 27
26年 4 92 1 16 2 45 1 31
27年 4 79 1 18 1 16 2 45
28年 4 79 2 43 1 19 1 17
29年 4 104 1 37 2 46 1 21
30年 5 135 2 48 1 40 2 47
令和元年 5 123 1 36 2 46 2 41
 2年  5  125  2  41  1  38  2  46
 ※ 各年度5月1日現在に在籍した生徒を集計した。
 ※ 通常学級に在籍した生徒を集計した。

エ 板橋第五中学校は地元でも評判がよろしくないです。青健総会

 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「5月に板橋地区の青少年健全育成委員会の総会と懇親会があった。校長依田郁夫は修学旅行引率中であったので出席できなかった。副校長が青少年健全育成委員会の総会に出席したが、懇親会には出席しなかった。青少年健全育成委員会の会長平塚さんが『板橋第五中学校はこういう会に出席しない。』と言っていた。」(発言⑩)を発言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「今年あった青健総会にも、校長先生はたまたま修学旅行で不在だったのですが、代理で出席した副校長が30分で帰ってしまって、会が終わった後に、青健会長から「五中はだめだよな」という具合に私はお叱りを受けております。」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、平成25年12月5日第22回板橋区教育委員会臨時会でウソ証言をした。
 PTA会長上田禎の教育委員会における証言は、第1回協議会における発言⑩と下記の2点が異なる。
1 副校長が30分で帰ってしまって
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「副校長が青少年健全育成委員会の総会に出席したが、懇親会には出席しなかった。」と発言した。「副校長が30分で帰ってしまって」と発言していない。
 平成25年5月18日土曜日、板橋区立文化会館4階大会議室において、午後1時から1時30分まで、青少年健全育成板橋地区委員会総会が行われた。同日、同じ場所で、午後1時30分から2時まで、「エコポリス板橋」板橋地区環境行動委員会総会が行われた。同日、午後2時以降に懇親会が行われた。(ページ「裁判記録」、甲71.青少年健全育成板橋地区委員会総会の開催について)
 PTA会長上田禎とPTA役員数名(副会長、研修委員会、校外委員会)は、平成25年5月18日土曜日、午後1時から1時30分まで(30分間)青少年健全育成板橋地区委員会総会に出席し、午後1時30分から2時まで(30分間)「エコポリス板橋」板橋地区環境行動委員会総会には出席せず、午後2時以降に懇親会に出席した。(ページ「裁判記録」、甲77.PTA実行委員会だより(平成25年7月5日第3回PTA実行委員会))
 板橋第五中学校副校長は、平成25年5月18日土曜日、午後1時から1時30分まで(30分間)青少年健全育成板橋地区委員会総会に出席し、午後1時30分から2時まで(30分間)「エコポリス板橋」板橋地区環境行動委員会総会には出席せず、午後2時以降の懇親会にも出席しなかった。同副校長は、午後1時から1時30分まで(30分間)青少年健全育成板橋地区委員会総会に出席した後、板橋第五中学校で予定していたバスケットボール部の部活動指導を行った。
 PTA会長上田禎の教育委員会での証言「副校長が30分で帰ってしまって」は、同副校長が青少年健全育成板橋地区委員会総会を途中で帰ってしまったかのような印象を与える内容である。同副校長は青少年健全育成板橋地区委員会総会には全て出席し、懇親会には出席しなかった。ちなみに、PTA会長上田禎とPTA役員数名も、午後1時30分から2時まで(30分間)「エコポリス板橋」板橋地区環境行動委員会総会には出席していない。
 PTA会長上田禎は悪意をもって意図的に、「副校長が青少年健全育成委員会の総会に出席したが、懇親会には出席しなかった。」(発言⑩)を「副校長が30分で帰ってしまって」に替えてウソ証言をした。
2 青健会長から「五中はだめだよな」
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「青少年健全育成委員会の会長平塚さんが『板橋第五中学校はこういう会に出席しない。』と言っていた。」と発言した。「青健会長から「五中はだめだよな」という具合に私はお叱りを受けております。」と発言していない。
 板橋第五中学校副校長は、平成25年5月18日土曜日、午後1時から1時30分まで(30分間)青少年健全育成板橋地区委員会総会に出席し、午後1時30分から2時まで(30分間)「エコポリス板橋」板橋地区環境行動委員会総会には出席せず、午後2時以降の懇親会にも出席しなかった。
 板橋第五中学校副校長は、青少年健全育成板橋地区委員会総会には全て出席し、懇親会には出席しなかったのであるから、「青少年健全育成委員会の会長平塚さんが『板橋第五中学校はこういう会(懇親会)に出席しない。』と言っていた。」が、合理的根拠がある内容である。
 PTA会長上田禎は「青健会長から「五中はだめだよな」という具合に私はお叱りを受けております。」とウソをでっち上げて、ウソ証言をした。
〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号123ないし125〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
      *請求人(依田郁夫)
      123
      7番目にいきます。10のうちの7番目です。板橋第五中学校は、非協力的である。懇親
      会の件が出ましたけれども、懇親会は何時から何時まで行われましたか。
      (上田禎)
          懇親会ではなく、ごめんなさい。
      総会が終わった後の懇親会です。
      (上田禎)
          懇親会ではなく、総会を途中で退席されたというふうに私は認識しております。
      124
      総会には出席したけれども、懇親会には出なかったと発言しませんでしたか。
      (上田禎)
          総会を30分………板橋、ごめんなさい。板橋区青少年健全育成板橋地区委員会総会を
          30分程度で退席されたという。
      125
      総会は何分間あったのですか。
      (上田禎)
          総会は全部で1時間ぐらいあったかと思います。

〔ページ「裁判記録」、甲71.青少年健全育成板橋地区委員会総会の開催について〕
平成25年4月吉日
小中学校長 各位
青少年健全育成板橋地区委員会
会 長  平 塚 幸 雄
(印章省略)
青少年健全育成板橋地区委員会総会の開催について
        日頃より青少年健全育成活動にご尽力を賜り、誠にありがとうございます。
        さて、平成25年度総会を下記のとおり開催することとなりました。
        ご多忙の折り大変恐縮ですが、ご出席くださいますようご案内申し上げます。
      1 日 時  平成25年5月18日(土)
             午後1時開会
      2 場 所  板橋区立文化会館4階大会議室  
      3 議 題  (1) 平成24年度事業報告及び決算報告
             (2) 平成25年度事業計画(案)及び予算(案)
             (3) 役員の選任
      4 その他  当日は環境行動委員会総会も兼ねて開催し、両総会終了後、
              懇親会を開催いたします。
      ※ ご都合のつかない方は、ご面倒でも5月16日(木)までに下記へご連絡
          をお願いいたします。
      ◎ 問合せ先  板橋地域センター 担当:長谷川
                            ☎3963-5049
1頁
平成25年4月吉日
小中学校長 各位
「エコポリス板橋」板橋地区環境行動委員会
会 長  松 澤 一 記
(印章省略)
「エコポリス板橋」板橋地区環境行動委員会総会の開催について
        日頃より環境行動委員会活動にご尽力を賜り、誠にありがとうございます。
          さて、平成25年度総会を下記のとおり開催することとなりました。
          ご多忙の折り大変恐縮ですが、ご出席くださいますようご案内申し上げます。
      1 日 時  平成25年5月18日(土)
             午後1時開会
      2 場 所  板橋区立文化会館4階 大会議室  
      3 議 題  (1) 平成24年度事業報告及び決算報告
             (2) 平成25年度事業計画(案)及び予算(案)
             (3) 役員の選任
      4 その他  当日は青健総会も兼ねて開催し、両総会終了後、懇親会を開
              催いたします。
      ※ ご都合のつかない方は、ご面倒でも5月16日(木)までに下記へご連絡
          をお願いいたします。
      ◎ 問合せ先  板橋地域センター 担当:長谷川
                            ☎3963-5049
2頁
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」(発言⑫)を発言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「今年に入ってからというよりは、今までの流れですがときちんとお伝えした上で、どうも生徒本位ではなく、教職員本位で考えているのではないかという声を耳にすることがあります。例えば、ある特定の部ですけれども、部活動が極端に短い。その理由はというと、先生が遠いからというふうに保護者が説明を受けているわけです。あるいは、ソフトテニス部の保護者が、夏休みとかに一日中、朝から晩まで練習をしているものですから、飲み物等の差し入れをしたいという話で、だめですというふうな話になったとか、そういうことを受けて、この場ではテニス部の話と、この顧問の時間の話だけをしました。」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、平成25年12月5日第22回板橋区教育委員会臨時会でウソ証言をした。
 PTA会長上田禎の教育委員会における証言は、第1回協議会における発言と下記の4点が異なる。
1 今年に入ってからというよりは
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」(発言⑫)を発言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「今年に入ってからというよりは、今までの流れですがときちんとお伝えした上で」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、ウソ証言をした。
2 どうも生徒本位ではなく
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」(発言⑫)を発言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「どうも生徒本位ではなく、教職員本位で考えているのではないかという声を耳にすることがあります。」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、ウソ証言をした。
3 ある特定の部ですけれども
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」(発言⑫)を発言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「ある特定の部ですけれども、部活動が極端に短い。その理由はというと、先生が遠いからというふうに保護者が説明を受けているわけです。」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、ウソ証言をした。
4 ソフトテニス部の保護者が
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」(発言⑫)を発言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「ソフトテニス部の保護者が、夏休みとかに一日中、朝から晩まで練習をしているものですから、飲み物等の差し入れをしたいという話で、だめですというふうな話になった」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、ウソ証言をした。

カ 氷川神社例大祭夜間パトロール

 PTA会長上田禎は、平成25年4月1日から同年5月25日までの間に、4件の「PTA連絡票」を校長依田郁夫及び副校長に送信した。PTA連絡票は、PTA会長上田禎のパソコンから板橋第五中学校のパソコンにメールで送信された。
 平成25年5月25日付けの4件目の「PTA連絡票」に、2)お祭りパトロールについての案件が下記のとおり記載されている。(ページ「裁判記録」、甲82.PTA連絡票NO2504DATE130525)
2)お祭りパトロールについて
・昨年、お祭りパトロールの反省として、「21時集合では、お祭りが終わっておらず、パトロールの意味がない」とい
 うことが実行委員会でも指摘されました。
・そこで今年度は21時30分集合でのパトロール実施を計画しています。
・しかしながら、教職員の皆さんに対して30分遅くすることを依頼するのは難しいとの見解をいただいております。
・30分遅らせないと、パトロールの意味がありませんので、教職員の皆様の参加が難しければ、結構です。どのみち、
 保護者もボランティアでやってますので、出られる人だけが出ているわけですから。
・ただ、板四小では21時30分集合で教職員の方も参加されておりますので、保護者から「板五中は何故できないので
 すか」と問い合わせがあった場合には、学校サイドで事情説明をお願いします。こちらでは説明のしようがありません
 のでよろしくお願いします。
 地域の神社の例大祭は平成25年9月6日(金)、7日(土)、8日(日)に行われた。PTA会長上田禎が平成25年7月1日第1回協議会において「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」( 発言⑫)と発言した背景には、板橋第五中学校の教職員が21時30分集合でお祭りパトロールを行わないことがある。
 PTA会長上田禎は、板橋第四小学校の教職員が21時30分集合でお祭りパトロールを行うのに対して、板橋第五中学校の教職員が21時30分集合に消極的であることをとらえて、「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」( 発言⑫)を発言した。

〔ページ「裁判記録」、甲82.PTA連絡票NO2504DATE130525〕
PTA連絡票
NO:2504  DATE:130525
  PTA会長上田 ➡ 依田校長先生、近藤副校長先生
  
  1)写真掲載について
      ・先日来、お電話にてお話しした通り、以後は生徒の写真が載らないようにします。今、
       はなまる連絡帳の調査および、はなまるメールを受領したものだけが写真を見られ
       る方法を調査中です。いずれにしても、一般人からは見えないようにいたします。
      
  2)お祭りパトロールについて
      ・昨年、お祭りパトロールの反省として、「21時集合では、お祭りが終わっておらず、
        パトロールの意味がない」ということが実行委員会でも指摘されました。
      ・そこで今年度は21時30分集合でのパトロール実施を計画しています。
      ・しかしならが、教職員の皆さんに対して30分遅くすることを依頼するのは難しいとの
        見解をいただいております。
      ・30分遅らせないと、パトロールの意味がありませんので、教職員の皆様の参加が
        難しければ、結構です。どのみち、保護者もボランティアでやってますので、出られ
        る人だけが出ているわけですから。
      ・ただ、板四小では21時30分集合で教職員の方も参加されておりますので、保護者
        から「板五中は何故できないのですか」と問い合わせがあった場合には、学校サイ
        ドで事情説明をお願いします。こちらでは説明のしようがありませんのでよろしくお
        願いします。
      
  3)実行委員会への保護者の参加
      ・先日、副会長より、「実行委員会の初めにせっかく先生方がいろいろなお話をしてく
        ださるのだから、実行委員以外の保護者の方も、聞きたい方は出ていただいてもい
        いのではないか」という提案をさせていただきました。
      ・これに対しては、一般保護者が参加すると、質問が沢山出たりして収拾がつかなく
        なる恐れがあるので、避けたいというお話をいただきました。
      ・そういう事態もあり得なくはないと、わたくしも思いますので、この件は今まで通り、
        実行委員だけが参加するようにします。
      ・ただ、せっかく、先生方が情報発信の機会を作ってくださいましたので、PTAの方か
        ら、概要報告をメール発信しようと思います。
        
      ・先日の実行委員会に出られた保護者の皆さんからは、「保護者会だけではわから
        ないことが、こうして聞けるのはすごくうれしい」という声が、数人から上がっていまし
        た。
      ・今後ともよろしくお願いします。
 SHOT NOTE
PHS:********
FAX:********
Email:********

〔ページ「裁判記録、甲79.夜間パトロールについて〕
平成25年7月16日
PTA会員の皆様
板橋区立板橋第五中学校
校 長   依田 郁夫
PTA会長  上田  禎
校外委員長 *****
夜間パトロールについて
   暑い日が続いておりますが、会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び
  申し上げます。
   いよいよ夏休みが始まります。夏は犯罪の多い季節でもあります。
  板五中PTAでは、毎年夏休みや地域のお祭りに合わせて夜間パトロールを実施しております。
  今年も委員や協力員の方、先生方にご協力いただき下記の日程で行います。
   皆様方にもご周知いただくと共に、日頃より自主的にパトロールを行っていただくなど子供達
  の健全な育成のためにもご協力いただきますようお願い申し上げます。
♦♦夏休みパトロール♦♦
日  時 集合場所 教員 校外委員 協力員
7月19日(金) 1A a 1B a  1A b 1B b
20:30~ 2~3名 2A ab 2A c
職員玄関 3A a
8月23日(金) 1A a 1B a  1A c 1B c
20:30~ 2~3名 2A ab 2A d
3A b
♦♦お祭りパトロール♦♦
日  時 集合場所 教員 校外委員 実行委員 協力員
9月6日(金) 1B a   2A e 1A e
21:30~ 2~3名 2A b    f 1B defg
クリーニング 3A c    g 3A hijk
9月7日(土) たんぽぽ 1B a   1A d 2A j b k l
21:30~ 板橋店 2~3名 3A c 2A h 3A l mn o
3A d 3A e
9月8日(日) 2A b 2A i 3A pq r
21:30~ 2~3名 3A f
3A d    g
お祭りパトロール日時変更のお願い
  地域のお祭りの日程が変更となり9月6・7・8日となりました。
  また保護者パトロールの時間も21時より30分繰り下げ21時半からとさせていただきます。
  ご都合が悪くなられる方はお手数ですが学年委員さんへご連絡お願いします。
  (注)教職員のパトロールは21:00~22:00
以 上

3 東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件の陳述書

(1)第1回協議会におけるPTA会長上田禎の発言

 PTA会長上田禎は、東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件に提出した陳述書(ページ「審査請求記録」、乙12)において、平成25年7月1日第1回協議会におけるPTA会長上田禎の発言を、下記のとおり陳述した。

〔ページ「審査請求記録」、乙12.上田禎陳述書〕
陳 述 書
平成27年1月29日
    東京都人事委員会 殿
上 田  禎
     請求人依田郁夫及び処分者東京都教育委員会を当事者とする平成25
    年(不)第25号審査請求事件について、下記のとおり、陳述致します。
    第1 経緯について
         私は、平成24年3月のPTA総会において承認され、同年4月1
        日、板橋区立板橋第五中学校(以下「同校」といいます。)PTA会
        長に就任し、現在に至ります。
    第2 平成25年度同校学校運営連絡協議会委員として在任中における、
        請求人とのやり取りについて
      1 平成25年7月1日に行われた、平成25年度板橋区立第五中学校
        第1回学校運営連絡協議会における発言とその経緯及び趣旨について
         まず、学校運営連絡協議会(以下「学運協」といいます。)とは、
        板橋区教育委員会より委嘱された委員により構成された会であり、外
        部の者が学校の運営について幅広く意見を述べるための会であると
        認識しております。
1頁
         第1回学運協において、校長からの運営方針の説明等が終わった後
        に、委員に対して順番に「何かご意見、ご質問などあればお願いしま
        す」という副校長からの案内で、各委員が順番に感想や意見を述べま
        した。私の順番は最後でした。意見を述べる前に「それではあえて苦
        言を呈させていただきます」と前置きを致しました。
         私は、校長が交代したタイミングでもあり、以前からの同校を取り
        巻く問題を踏まえて意見を述べるチャンスであるとともに、新しい校
        長である請求人に、私のような、学校外部の者から見た同校の状況に
        ついて知っておいて欲しいという趣旨で発言を致しました。
         発言内容は以下の3点です。
      (1) 近年、板橋第五中学校の生徒数が減っており、保護者および地域
          の方々は、同校の生徒数を増やしたいと願っている、ということ。
      (2) 今までの経緯の中で、残念ながら板橋五中は地元の評判が悪いで
          す、例えば、板橋区青少年健全育成板橋地区委員会総会に代理で出
          席した副校長が30分で帰ってしまい、総会終了後、同委員会会長
          の平塚さんも怒っていました、もちろんやむを得ない事情はあって
          のことだと思いますが、今後はもう少し積極的に対応していただき
          たいと思います、というようなことを、今、同校に対して、地域の
          方々がどのように思っているのかを知ってもらう趣旨で発言しま
          した。
      (3) 今年に入ってからというよりはそれ以前からのことですが、様々
          な場面で学校は「生徒本位ではなく、教職員本位で考えているので
          は?」というような声をよく耳にします、例えば、部活動の時間が
          短いのは顧問の先生が遠くに住んでいるからとか、ソフトテニス部
          の生徒への保護者からの差入れが認められなかったりとか、色々な
          声があります、先生方が遠くに住んでいらして大変であることはわ
2頁
          かりますけれども、本音をそのまま正直に言うのではなく、保護者の
          不満が生じないようにもう少し上手に説明していただければと思
          います、というようなことを、言葉の伝え方の問題で保護者の評判
          を落としている部分があるので、誤解されないような工夫をしてい
          ただきたいという趣旨でお話ししました。
          上記(1)ないし(3)はいずれも、同校が地域や保護者からの評判を良く
        するためにどのような点に配慮していただきたいかということを、新
        たに赴任された請求人を含め、学校関係者に対してお伝えしたかった
        ものであり、学運協の設置趣旨にも添うものであると考えております。
3頁
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕

(2)第1回協議会におけるPTA会長上田禎の発言に係わる事実誤認

 東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件陳述書(乙12)中の第1回協議会におけるPTA会長上田禎の発言は、下記のアないしオが事実と異なる。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件陳述書にウソ陳述をした。

ア 意見を述べる前に「それではあえて苦言を呈させていただきます」と前置きを致しました。
  (乙12.2頁上から4行目から5行目まで)

 PTA会長上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会の協議の時間帯(午後4時20分頃から4時50分頃まで)に発言①をし、第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)に発言②ないし発言⑬を一方的に発言した。
 「それではあえて苦言を呈させていただきます」は、発言④「苦言を呈する。」に相当する。
 PTA会長上田禎は第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)の発言で、発言④の前に発言②、発言③をした。
 したがって、PTA会長上田禎は、発言④「苦言を呈する。」を「それではあえて苦言を呈させていただきます」とウソをつき、発言②、発言③を隠して陳述しなかった。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件陳述書にウソ陳述をした。

発言①
「板橋第五中学校2年の自分の子どもが、東京都立北園高校の学校公開に参加して大変気に入った。子どもは、是非、東
 京都立北園高校に入学したいと言っている。」
 PTA会長上田禎の発言①に続けて、前板橋第五中学校PTA会長植田康嗣が「東京都立北園高校は、板橋第五中学校
から10人くらい推薦で入学させればいいんだ。」と発言した。
発言②
「私は、板橋第四小学校でPTA活動を5年間行ってきた。PTA会長も務めた。板橋第五中学校では、平成24年度と
 平成25年度の2年間PTA会長を務めている。これから7年間くらいはPTA活動と関わるであろう。」
発言③
「私は、企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている。」
発言④
「苦言を呈する。」
発言⑤
「私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのためには、何でもする。」
発言⑥
「平成25年度の第1学年は2学級、新入生徒数は43名であった。ここ数年間、板橋第五中学校は全学年が1学級であ
 った。」
発言⑦
「板橋区教育委員会の教育委員高野さんから、『平成25年度の第1学年は2学級になってよかったですね。』と声をか
 けられた。」
発言⑧
「板橋第五中学校は地元の評判が悪い。」
発言⑨
「板橋第五中学校は非協力的である。」
発言⑩
「板橋第五中学校は非協力的である。5月に板橋地区の青少年健全育成委員会の総会と懇親会があった。校長依田郁夫は
 修学旅行引率中であったので出席できなかった。副校長が青少年健全育成委員会の総会に出席したが、懇親会には出席
 しなかった。青少年健全育成委員会の会長平塚さんが『板橋第五中学校はこういう会に出席しない。』と言っていた。
 」
発言⑪
「板橋第五中学校は非協力的である。4月、5月の件もある。」
発言⑫
「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく
 。」
発言⑬
「板橋第五中学校は非協力的である。トイレ改修工事の件。板橋第五中学校と向原中学校は生徒用トイレ改修工事を2フ
 ロアーしかしてもらえない。他の中学校は3フロアーのトイレを改修してもらえる。」

イ 発言内容は以下の3点です。(乙12.2頁上から10行目)

 PTA会長上田禎が3点と主張した発言は、発言⑤、発言⑧、発言⑩、発言⑫に相当する。
 PTA会長上田禎は第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)の発言④「苦言を呈する。」の後に、発言⑤ないし発言⑬をした。
 したがって、PTA会長上田禎は、発言⑥、発言⑦、発言⑨、発言⑪、発言⑬を隠して陳述しなかった。
 PTA会長上田禎は、東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件陳述書にウソ陳述をした。 

ウ (1)近年、板橋第五中学校の生徒数が減っており、(乙12.2頁上から11行目から12行目まで)

 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのためには、何でもする。」(発言⑤)を発言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「近年、板橋第五中学校の生徒数が減っており、保護者および地域の方々は、同校の生徒数を増やしたいと願っている」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件陳述書にウソ陳述をした。
 PTA会長上田禎の陳述は、第1回協議会における発言⑤と下記の4点が異なる。
1 近年、板橋第五中学校の生徒数が減っており
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「近年、板橋第五中学校の生徒数が減っており」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、ウソ陳述をした。
2 保護者および地域の方々は
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「私の考えの根底にあるのは」を発言した。「保護者および地域の方々は」を発言していない。
 PTA会長上田禎は、主語を「私」から「保護者および地域の方々は」に替えてウソ陳述をした。
3 同校の生徒数を増やしたいと願っている
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。」を発言した。「同校の生徒数を増やしたいと願っている」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、ウソ陳述をした。
4 そのためには、何でもする。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会で発言した「そのためには、何でもする。」を隠して、証言しなかった。
 PTA会長上田禎はウソ陳述をした。
 PTA会長上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会において「私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのためには、何でもする。」(発言⑤)を発言した。上田禎は、平成24年、平成25年、平成26年の3年間、板橋第五中学校のPTA会長を務めた。上田禎がPTA会長3年目であった平成26年の板橋第五中学校入学生徒数は16人であった(下表、「板橋区立板橋第五中学校在籍生徒数」)。入学生徒数16人は、昭和30年4月1日に板橋第五中学校が開校してから平成31年までの間で最も少ない入学生徒数であった。
 PTA会長上田禎は口先だけで「私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのためには、何でもする。」(発言⑤)を言ったが、実際は何もしなかった。何もできなかった。
 
 なお、PTA会長上田禎の陳述「近年、板橋第五中学校の生徒数が減っており、保護者および地域の方々は、同校の生徒数を増やしたいと願っている」は、次の2つの理由により事実と異なる。
 PTA会長上田禎は事実と異なるウソをでっち上げて、ウソ陳述をした。
理由1、板橋第四小学校と板橋第五中学校の通学区域。
 下表のとおり、板橋第四小学校と板橋第五中学校の通学区域はピッタリ一致している。つまり、板橋第四小学校の通学区域内にある板橋区立中学校は、板橋第五中学校のみである。板橋第五中学校の通学区域内にある板橋区立小学校は、板橋第四小学校のみである。
板橋区立小学校・中学校 学校別通学区域一覧(平成29年8月1日現在)
板橋第四小学校 板橋一丁目 板橋二丁目39番から42番まで 板橋三丁目1番から43番まで
板橋四丁目 加賀一丁目1番から2番まで
板橋第五中学校 板橋一丁目 板橋二丁目39番から42番まで 板橋三丁目1番から43番まで
板橋四丁目 加賀一丁目1番・2番
理由2、板橋第四小学校から板橋第五中学校への進学率。
 下表は、平成11年から平成31年までの板橋第四小学校から板橋第五中学校への進学率を表している。
 平成11年から平成31年までの21年間の進学率の平均値は65%である。板橋第四小学校を卒業した35%の児童が板橋第五中学校に進学していない。上田禎が板橋第五中学校でPTA会長を務めた平成24年、平成25年、平成26年の3年間の進学率の平均値は57.2%である。板橋第四小学校を卒業した42.8%の児童が板橋第五中学校に進学していない。
 板橋第四小学校を卒業し板橋第五中学校に進学しなかった児童は、国立大学付属中学校、東京都立中高一貫校、私立中学校及び板橋区の教育行政施策「学校選択制」(平成26年以降は「入学予定校変更希望制」)を利用して板橋第五中学校の外の板橋区立中学校に進学した。(Webサイト「板橋区の学校統廃合」、ページ「教育行政施策」)
 さらに、板橋第四小学校通学区域(板橋第五中学校通学区域と同一)内に居住する小学校就学児童の中には、国立大学付属小学校、私立小学校、板橋区の教育行政施策「学校選択制」(平成26年以降は「入学予定校変更希望制」)を利用して板橋第四小学校の外の板橋区立小学校に就学した児童がいる。これらの児童は、板橋第五中学校には進学しない。したがって、板橋第四小学校通学区域(板橋第五中学校通学区域と同一)内に居住し板橋第五中学校に進学しない児童は、35%より多い。上田禎が板橋第五中学校でPTA会長を務めた平成24年、平成25年、平成26年の3年間では42.8%より多い。
 板橋第四小学校通学区域(板橋第五中学校通学区域と同一)内に居住し板橋第五中学校に進学しない35%(上田禎が板橋第五中学校でPTA会長を務めた平成24年、平成25年、平成26年の3年間では42.8%)の児童及び保護者は、「板橋第五中学校の生徒数を増やしたい」と願ってはいない。
 よって、PTA会長上田禎の陳述「近年、板橋第五中学校の生徒数が減っており、保護者および地域の方々は、同校の生徒数を増やしたいと願っている」は事実と異なる。
板橋第四小学校から板橋第五中学校への進学率
板橋第四小学校 卒業生 板橋第五中学校 入学生 * 進学率
年度 人数 年度 人数
平成10年 77 平成11年 53 68.8
11年 79 12年 62 78.4
12年 72 13年 61 84.7
13年 78 14年 58 74.3
14年 60 15年 50 83.3
15年 70 16年 48 68.5
16年 47 17年 35 74.4
17年 56 18年 51 91
18年 58 19年 42 72.4
19年 64 20年 24 37.5
20年 53 21年 33 62.2
21年 53 22年 29 54.7
22年 56 23年 26 46.4
23年 51 24年 27 52.9
24年 60 25年 44 73.3
25年 41 26年 16 39
26年 59 27年 18 30.5
27年 59 28年 43 72.8
28年 59 29年 37 62.7
29年 72 30年 48 66.6
30年 68 令和元年 36 52.9
令和元年 72 2年 41 56.9
合計 1,364 882 64.7
人数は、各年度5月1日現在の在籍児童数・生徒数を集計した。
板橋第四小学校の通学区域と板橋第五中学校の通学区域は同一である。
*進学率は、板橋第四小学校卒業生に対する板橋第五中学校入学生の割合を%で表示した。
*進学率の最大値は平成18年の91%、*進学率の最小値は平成27年の30.5%である。
平成11年から平成31年までの21年簡に*進学率が50%未満の年度が4回ある。
平成11年から平成31年までの21年間の*進学率の平均値は65%である。
平成24年、平成25年、平成26年の3年間の*進学率の平均値は57.2%である。
板橋区立板橋第四小学校   在籍児童数
年度 合計 1学年 2学年 3学年 4学年 5学年 6学年
学級数 児童数 学級数 児童数 学級数 児童数 学級数 児童数 学級数 児童数 学級数 児童数 学級数 児童数
平成10年 13 444 2 74 2 66 2 74 2 71 3 82 2 77
11年 12 404 2 46 2 69 2 62 2 77 2 71 2 79
12年 12 383 2 59 2 48 2 68 2 59 2 77 2 72
13年 12 382 2 62 2 60 2 50 2 71 2 61 2 78
14年 12 367 2 63 2 62 2 58 2 53 2 71 2 60
15年 12 353 2 56 2 62 2 61 2 55 2 49 2 70
16年 12 336 2 56 2 54 2 64 2 59 2 56 2 47
17年 12 341 2 55 2 55 2 53 2 64 2 58 2 56
18年 12 337 2 52 2 55 2 54 2 53 2 65 2 58
19年 12 330 2 57 2 52 2 53 2 53 2 51 2 64
20年 12 315 2 42 2 60 2 54 2 53 2 53 2 53
21年 12 321 2 61 2 41 2 60 2 53 2 53 2 53
22年 12 333 2 62 2 62 2 41 2 61 2 51 2 56
23年 11 332 2 60 2 60 2 62 1 40 2 59 2 51
24年 13 348 3 72 2 58 2 57 2 60 2 41 2 60
25年 13 355 2 67 3 72 2 58 2 58 2 59 2 41
26年 12 383 2 70 2 69 2 69 2 58 2 58 2 59
27年 13 395 2 62 3 73 2 69 2 73 2 59 2 59
28年 12 403 2 65 2 63 2 72 2 68 2 76 2 59
29年 12 400 2 64 2 65 2 62 2 70 2 67 2 72
30年 13 417 3 83 2 65 2 66 2 64 2 71 2 68
令和元年 14 445 3 91 3 80 2 70 2 67 2 65 2 72
2年 14 474 3 96 3 89 2 81 2 70 2 71 2 67
 ※ 各年度5月1日現在に在籍した児童を集計した。
 ※ 通常学級に在籍した児童を集計した。
        板橋区立板橋第五中学校  在籍生徒数
年度 合計 1学年 2学年 3学年
学級数 生徒数 学級数 生徒数 学級数 生徒数 学級数 生徒数
平成10年 7 219 2 73 2 63 3 83
11年 6 190 2 53 2 74 2 63
12年 6 191 2 62 2 56 2 73
13年 6 183 2 61 2 64 2 58
14年 6 182 2 58 2 61 2 63
15年 6 167 2 50 2 56 2 61
16年 6 156 2 48 2 51 2 57
17年 5 135 1 35 2 48 2 52
18年 5 139 2 51 1 36 2 52
19年 5 130 2 42 2 52 1 36
20年 5 120 1 24 2 43 2 53
21年 4 103 1 33 1 26 2 44
22年 3 90 1 29 1 35 1 26
23年 3 89 1 26 1 28 1 35
24年 3 82 1 27 1 24 1 31
25年 4 100 2 44 1 29 1 27
26年 4 92 1 16 2 45 1 31
27年 4 79 1 18 1 16 2 45
28年 4 79 2 43 1 19 1 17
29年 4 104 1 37 2 46 1 21
30年 5 135 2 48 1 40 2 47
令和元年 5 123 1 36 2 46 2 41
 2年  5  125  2  41  1  38  2  46
 ※ 各年度5月1日現在に在籍した生徒を集計した。
 ※ 通常学級に在籍した生徒を集計した。

エ (2)今までの経緯の中で、残念ながら板橋五中は地元の評判が悪いです、
  (乙12.2頁上から13行目から20行目まで)

 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「5月に板橋地区の青少年健全育成委員会の総会と懇親会があった。校長依田郁夫は修学旅行引率中であったので出席できなかった。副校長が青少年健全育成委員会の総会に出席したが、懇親会には出席しなかった。青少年健全育成委員会の会長平塚さんが『板橋第五中学校はこういう会に出席しない。』と言っていた。」(発言⑩)を発言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「今までの経緯の中で、残念ながら板橋五中は地元の評判が悪いです、例えば、板橋区青少年健全育成板橋地区委員会総会に代理で出席した副校長が30分で帰ってしまい、総会終了後、同委員会会長の平塚さんも怒っていました、もちろんやむを得ない事情はあってのことだと思いますが、今後はもう少し積極的に対応していただきたいと思います」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件陳述書にウソ陳述をした。
 PTA会長上田禎の陳述は、第1回協議会における発言⑩と下記の2点が異なる。
1 副校長が30分で帰ってしまい
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「副校長が青少年健全育成委員会の総会に出席したが、懇親会には出席しなかった。」(発言⑩)を発言した。「副校長が30分で帰ってしまい」を発言していない。
 平成25年5月18日土曜日、板橋区立文化会館4階大会議室において、午後1時から1時30分まで、青少年健全育成板橋地区委員会総会が行われた。同日、同じ場所で、午後1時30分から2時まで、「エコポリス板橋」板橋地区環境行動委員会総会が行われた。同日、午後2時以降に懇親会が行われた。(ページ「裁判記録」、甲71.青少年健全育成板橋地区委員会総会の開催について)
 PTA会長上田禎とPTA役員数名(副会長、研修委員会、校外委員会)は、平成25年5月18日土曜日、午後1時から1時30分まで(30分間)青少年健全育成板橋地区委員会総会に出席し、午後1時30分から2時まで(30分間)「エコポリス板橋」板橋地区環境行動委員会総会には出席せず、午後2時以降に懇親会に出席した。(ページ「裁判記録」、甲77.PTA実行委員会だより(平成25年7月5日第3回PTA実行委員会))
 板橋第五中学校副校長は、平成25年5月18日土曜日、午後1時から1時30分まで(30分間)青少年健全育成板橋地区委員会総会に出席し、午後1時30分から2時まで(30分間)「エコポリス板橋」板橋地区環境行動委員会総会には出席せず、午後2時以降の懇親会にも出席しなかった。同副校長は、午後1時から1時30分まで(30分間)青少年健全育成板橋地区委員会総会に出席した後、板橋第五中学校で予定していたバスケットボール部の部活動指導を行った。
 PTA会長上田禎の陳述「副校長が30分で帰ってしまい」は、同副校長が青少年健全育成板橋地区委員会総会を途中で帰ってしまったかのような印象を与える内容である。同副校長は青少年健全育成板橋地区委員会総会には全て出席し、懇親会には出席しなかった。ちなみに、PTA会長上田禎とPTA役員数名も、午後1時30分から2時まで(30分間)「エコポリス板橋」板橋地区環境行動委員会総会には出席していない。
 PTA会長上田禎は悪意をもって意図的に、「副校長が青少年健全育成委員会の総会に出席したが、懇親会には出席しなかった。」(発言⑩)を「副校長が30分で帰ってしまい」に替えてウソ陳述をした。
2 同委員会会長の平塚さんも怒っていました
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「青少年健全育成委員会の会長平塚さんが『板橋第五中学校はこういう会に出席しない。』と言っていた。」(発言⑩)を発言した。「総会終了後、同委員会会長の平塚さんも怒っていました」を発言していない。
 板橋第五中学校副校長は、平成25年5月18日土曜日、午後1時から1時30分まで(30分間)青少年健全育成板橋地区委員会総会に出席し、午後1時30分から2時まで(30分間)「エコポリス板橋」板橋地区環境行動委員会総会には出席せず、午後2時以降の懇親会にも出席しなかった。
 板橋第五中学校副校長は、青少年健全育成板橋地区委員会総会には全て出席し、懇親会には出席しなかったのであるから、「青少年健全育成委員会の会長平塚さんが『板橋第五中学校はこういう会(懇親会)に出席しない。』と言っていた。」が、合理的根拠がある内容である。
 PTA会長上田禎は「総会終了後、同委員会会長の平塚さんも怒っていました」とウソをでっち上げて、ウソ陳述をした。
〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号123ないし125〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
      *請求人(依田郁夫)
      123
      7番目にいきます。10のうちの7番目です。板橋第五中学校は、非協力的である。懇親
      会の件が出ましたけれども、懇親会は何時から何時まで行われましたか。
      (上田禎)
          懇親会ではなく、ごめんなさい。
      総会が終わった後の懇親会です。
      (上田禎)
          懇親会ではなく、総会を途中で退席されたというふうに私は認識しております。
      124
      総会には出席したけれども、懇親会には出なかったと発言しませんでしたか。
      (上田禎)
          総会を30分………板橋、ごめんなさい。板橋区青少年健全育成板橋地区委員会総会を
          30分程度で退席されたという。
      125
      総会は何分間あったのですか。
      (上田禎)
          総会は全部で1時間ぐらいあったかと思います。

〔ページ「裁判記録」、甲71.青少年健全育成板橋地区委員会総会の開催について〕
平成25年4月吉日
小中学校長 各位
青少年健全育成板橋地区委員会
会 長  平 塚 幸 雄
(印章省略)
青少年健全育成板橋地区委員会総会の開催について
        日頃より青少年健全育成活動にご尽力を賜り、誠にありがとうございます。
        さて、平成25年度総会を下記のとおり開催することとなりました。
        ご多忙の折り大変恐縮ですが、ご出席くださいますようご案内申し上げます。
      1 日 時  平成25年5月18日(土)
             午後1時開会
      2 場 所  板橋区立文化会館4階大会議室  
      3 議 題  (1) 平成24年度事業報告及び決算報告
             (2) 平成25年度事業計画(案)及び予算(案)
             (3) 役員の選任
      4 その他  当日は環境行動委員会総会も兼ねて開催し、両総会終了後、
              懇親会を開催いたします。
      ※ ご都合のつかない方は、ご面倒でも5月16日(木)までに下記へご連絡
          をお願いいたします。
      ◎ 問合せ先  板橋地域センター 担当:長谷川
                            ☎3963-5049
1頁
平成25年4月吉日
小中学校長 各位
「エコポリス板橋」板橋地区環境行動委員会
会 長  松 澤 一 記
(印章省略)
「エコポリス板橋」板橋地区環境行動委員会総会の開催について
        日頃より環境行動委員会活動にご尽力を賜り、誠にありがとうございます。
          さて、平成25年度総会を下記のとおり開催することとなりました。
          ご多忙の折り大変恐縮ですが、ご出席くださいますようご案内申し上げます。
      1 日 時  平成25年5月18日(土)
             午後1時開会
      2 場 所  板橋区立文化会館4階 大会議室  
      3 議 題  (1) 平成24年度事業報告及び決算報告
             (2) 平成25年度事業計画(案)及び予算(案)
             (3) 役員の選任
      4 その他  当日は青健総会も兼ねて開催し、両総会終了後、懇親会を開
              催いたします。
      ※ ご都合のつかない方は、ご面倒でも5月16日(木)までに下記へご連絡
          をお願いいたします。
      ◎ 問合せ先  板橋地域センター 担当:長谷川
                            ☎3963-5049
2頁

オ (3)今年に入ってからというよりはそれ以前からのことですが、様々な場面で学校は「生徒本位ではなく、教職
  員本位で考えているのでは?」

  (乙12、2頁上から21行目から3頁上から5行目まで)

 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」(発言⑫)を発言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「今年に入ってからというよりはそれ以前からのことですが、様々な場面で学校は「生徒本位ではなく、教職員本位で考えているのでは?」というような声をよく耳にします、例えば、部活動の時間が短いのは顧問の先生が遠くに住んでいるからとか、ソフトテニス部の生徒への保護者からの差入れが認められなかったりとか、色々な声があります、先生方が遠くに住んでいらして大変であることはわかりますけども、本音をそのまま正直に言うのではなく、保護者の不満が生じないようにもう少し上手に説明していただければと思います」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件陳述書にウソ陳述をした。
 PTA会長上田禎の陳述は、第1回協議会における発言と下記の4点が異なる。
1 今年に入ってからというよりはそれ以前からのことですが
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」(発言⑫)と発言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「今年に入ってからというよりはそれ以前からのことですが」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、ウソ陳述をした。
2 様々な場面で学校は「生徒本位ではなく、教職員本位で考えているのでは?」というような声をよく耳にしま す
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」(発言⑫)を発言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「様々な場面で学校は「生徒本位ではなく、教職員本位で考えているのでは?」というような声をよく耳にします」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、ウソ陳述をした。
3 部活動の時間が短い
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」(発言⑫)を発言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「部活動の時間が短いのは顧問の先生が遠くに住んでいるから」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、ウソ陳述をした。
4 ソフトテニス部の生徒への保護者からの差入れ
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」(発言⑫)を発言した。
 PTA会長上田禎は、第1回協議会において「ソフトテニス部の生徒への保護者からの差入れが認められなかった」を発言していない。
 PTA会長上田禎はウソをでっち上げて、ウソ陳述をした。

カ 氷川神社例大祭夜間パトロール

 PTA会長上田禎は、平成25年4月1日から同年5月25日までの間に、4件の「PTA連絡票」を校長依田郁夫及び副校長に送信した。PTA連絡票は、PTA会長上田禎のパソコンから板橋第五中学校のパソコンにメールで送信された。
 平成25年5月25日付けの4件目の「PTA連絡票」に、2)お祭りパトロールについての案件が下記のとおり記載されている。(ページ「裁判記録」、甲82.PTA連絡票NO2504DATE130525)
2)お祭りパトロールについて
・昨年、お祭りパトロールの反省として、「21時集合では、お祭りが終わっておらず、パトロールの意味がない」とい
 うことが実行委員会でも指摘されました。
・そこで今年度は21時30分集合でのパトロール実施を計画しています。
・しかしながら、教職員の皆さんに対して30分遅くすることを依頼するのは難しいとの見解をいただいております。
・30分遅らせないと、パトロールの意味がありませんので、教職員の皆様の参加が難しければ、結構です。どのみち、
 保護者もボランティアでやってますので、出られる人だけが出ているわけですから。
・ただ、板四小では21時30分集合で教職員の方も参加されておりますので、保護者から「板五中は何故できないので
 すか」と問い合わせがあった場合には、学校サイドで事情説明をお願いします。こちらでは説明のしようがありません
 のでよろしくお願いします。
 地域の神社の例大祭は平成25年9月6日(金)、7日(土)、8日(日)に行われた。PTA会長上田禎が平成25年7月1日第1回協議会において「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」( 発言⑫)と発言した背景には、板橋第五中学校の教職員が21時30分集合でお祭りパトロールを行わないことがある。
 PTA会長上田禎は、板橋第四小学校の教職員が21時30分集合でお祭りパトロールを行うのに対して、板橋第五中学校の教職員が21時30分集合に消極的であることをとらえて、「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」( 発言⑫)を発言した。

〔ページ「裁判記録」、甲82.PTA連絡票NO2504DATE130525〕
PTA連絡票
NO:2504  DATE:130525
  PTA会長上田 ➡ 依田校長先生、近藤副校長先生
  
  1)写真掲載について
      ・先日来、お電話にてお話しした通り、以後は生徒の写真が載らないようにします。今、
       はなまる連絡帳の調査および、はなまるメールを受領したものだけが写真を見られ
       る方法を調査中です。いずれにしても、一般人からは見えないようにいたします。
      
  2)お祭りパトロールについて
      ・昨年、お祭りパトロールの反省として、「21時集合では、お祭りが終わっておらず、
        パトロールの意味がない」ということが実行委員会でも指摘されました。
      ・そこで今年度は21時30分集合でのパトロール実施を計画しています。
      ・しかしならが、教職員の皆さんに対して30分遅くすることを依頼するのは難しいとの
        見解をいただいております。
      ・30分遅らせないと、パトロールの意味がありませんので、教職員の皆様の参加が
        難しければ、結構です。どのみち、保護者もボランティアでやってますので、出られ
        る人だけが出ているわけですから。
      ・ただ、板四小では21時30分集合で教職員の方も参加されておりますので、保護者
        から「板五中は何故できないのですか」と問い合わせがあった場合には、学校サイ
        ドで事情説明をお願いします。こちらでは説明のしようがありませんのでよろしくお
        願いします。
      
  3)実行委員会への保護者の参加
      ・先日、副会長より、「実行委員会の初めにせっかく先生方がいろいろなお話をしてく
        ださるのだから、実行委員以外の保護者の方も、聞きたい方は出ていただいてもい
        いのではないか」という提案をさせていただきました。
      ・これに対しては、一般保護者が参加すると、質問が沢山出たりして収拾がつかなく
        なる恐れがあるので、避けたいというお話をいただきました。
      ・そういう事態もあり得なくはないと、わたくしも思いますので、この件は今まで通り、
        実行委員だけが参加するようにします。
      ・ただ、せっかく、先生方が情報発信の機会を作ってくださいましたので、PTAの方か
        ら、概要報告をメール発信しようと思います。
        
      ・先日の実行委員会に出られた保護者の皆さんからは、「保護者会だけではわから
        ないことが、こうして聞けるのはすごくうれしい」という声が、数人から上がっていまし
        た。
      ・今後ともよろしくお願いします。
 SHOT NOTE
PHS:********
FAX:********
Email:********

〔ページ「裁判記録、甲79.夜間パトロールについて〕
平成25年7月16日
PTA会員の皆様
板橋区立板橋第五中学校
校 長   依田 郁夫
PTA会長  上田  禎
校外委員長 *****
夜間パトロールについて
   暑い日が続いておりますが、会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び
  申し上げます。
   いよいよ夏休みが始まります。夏は犯罪の多い季節でもあります。
  板五中PTAでは、毎年夏休みや地域のお祭りに合わせて夜間パトロールを実施しております。
  今年も委員や協力員の方、先生方にご協力いただき下記の日程で行います。
   皆様方にもご周知いただくと共に、日頃より自主的にパトロールを行っていただくなど子供達
  の健全な育成のためにもご協力いただきますようお願い申し上げます。
♦♦夏休みパトロール♦♦
日  時 集合場所 教員 校外委員 協力員
7月19日(金) 1A a 1B a  1A b 1B b
20:30~ 2~3名 2A ab 2A c
職員玄関 3A a
8月23日(金) 1A a 1B a  1A c 1B c
20:30~ 2~3名 2A ab 2A d
3A b
♦♦お祭りパトロール♦♦
日  時 集合場所 教員 校外委員 実行委員 協力員
9月6日(金) 1B a   2A e 1A e
21:30~ 2~3名 2A b    f 1B defg
クリーニング 3A c    g 3A hijk
9月7日(土) たんぽぽ 1B a   1A d 2A j b k l
21:30~ 板橋店 2~3名 3A c 2A h 3A l mn o
3A d 3A e
9月8日(日) 2A b 2A i 3A pq r
21:30~ 2~3名 3A f
3A d    g
お祭りパトロール日時変更のお願い
  地域のお祭りの日程が変更となり9月6・7・8日となりました。
  また保護者パトロールの時間も21時より30分繰り下げ21時半からとさせていただきます。
  ご都合が悪くなられる方はお手数ですが学年委員さんへご連絡お願いします。
  (注)教職員のパトロールは21:00~22:00
以 上

(3)第2回協議会における庶務課長小林緑の発言

 PTA会長上田禎は、東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件に提出した陳述書(ページ「審査請求記録」、乙12)において、板橋区教育委員会事務局庶務課長小林緑が平成25年11月21日第2回板橋第五中学校学校運営連絡協議会、午後2時から2時7分頃(板橋第五中学校校長が4回の退去命令を発しているとき)に下記の発言をした、と陳述した。
 (以下、平成25年11月21日第2回板橋第五中学校学校運営連絡協議会を「第2回協議会」、板橋区教育委員会事務局庶務課長小林緑を「庶務課長小林緑」という。)

〔ページ「審査請求記録」、乙12.上田禎陳述書〕
陳 述 書
平成27年1月29日
 東京都人事委員会 殿
上 田  禎
        これに対して小林課長が以下のように話し始めました。
        「退席できません。まずですね、私教育委員会の・・・」
        ここまで話した時に、請求人は「ちょ、ちょっと待ってください。
      お待ちください」と言いましたが、小林課長は続けて以下のようなこ
      とを話しました。
        板橋区教育委員会が委嘱した学運協のメンバーである上田会長が呼
      ばれないというこの事態について、教育委員会としては、何度か口頭
      や文書で校長先生に、板橋区教育委員会が委嘱したメンバーを集めて
      もらいたいと指示をしております。板橋区教育委員会が指導をしてき
10頁
      た結果、こうなった経緯を校長先生に御説明いただきたい。私はこの
      学運協が、教育委員会が委嘱したメンバーを募ってきちんと開かれる
      というところを見届けるということで、私の方は参っておりますので、
      退席することはできません。
11頁

(4)第2回協議会における庶務課長小林緑の発言に係わる事実誤認

 庶務課長小林緑は、平成25年11月21日第2回協議会、午後2時から2時7分頃(板橋第五中学校校長が4回の退去命令を発しているとき)に下記の発言(a)をした。
 庶務課長小林緑は、平成25年11月21日第2回協議会、午後2時から2時7分頃(板橋第五中学校校長が4回の退去命令を発しているとき)に「板橋区教育委員会が委嘱した学運協のメンバーである上田会長が呼ばれないというこの事態について、教育委員会としては、何度か口頭や文書で校長先生に、板橋区教育委員会が委嘱したメンバーを集めてもらいたいと指示をしております。板橋区教育委員会が指導をしてきた結果、こうなった経緯を校長先生に御説明いただきたい。私はこの学運協が、教育委員会が委嘱したメンバーを募ってきちんと開かれるというところを見届けるということで、私の方は参っておりますので、退席することはできません。」を発言していない。
 PTA会長上田禎は、庶務課長小林緑が発言していない内容をでっち上げて、東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件陳述書にウソ陳述をした。
 平成25年11月21日第2回協議会、午後2時から2時7分頃までの状況は下記のとおりであった。
 板橋第五中学校校長は、「第2回協議会に招集していないPTA会長上田禎、立ち会いを許可していない庶務課長小林緑、教職員係長赤塚裕は退席してください。」、「招集していない、あるいは立ち会いを許可していない3人は退席しなさい。」、「3人の男性は直ちに退席しなさい。」、出入口ドア付近で「3回明確に退去を命令しました。それにもかかわらず退席しないのですね。3人の男性は直ちに退席しなさい。」と4回の退去命令を発した。7分間に4回、約1分45秒に一回の退去命令を発した。1回目は穏やかな口調であったが、3人の男性が退去命令に従わず居座り続けている状況を見て、2回目、3回目、4回目の退去命令はかなり大きな声で発した。緊迫した状況の中で、庶務課長小林緑は小さな声でボソボソと発言(a)「教育委員会は、学校運営連絡協議会の運営が著しく適正を欠くことにより、当該指定学校の運営に現に著しい支障が生じ、又は生ずるおそれがあると認められる場合においては、……………。」を言うのが精一杯であった。庶務課長小林緑は板橋第五中学校校長の勢いに押されて、PTA会長上田禎が陳述書に記載した内容を発言する状況ではなかった。
 PTA会長上田禎が庶務課長小林緑の発言をでっち上げて東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件陳述書にウソ陳述をした理由は、平成27年1月29日付け板橋区教育委員会教育長橋本正彦陳述書(ページ「審査請求記録」、乙11、8頁・9頁)中の「教育長橋本正彦が板橋第五中学校校長に、PTA会長上田禎を第2回協議会に出席させるよう指導した。」と整合性をとるためである。
 さらには、庶務課長小林緑、教職員係長赤塚裕、PTA会長上田禎の建造物侵入・不退去実行、教育長橋本正彦の建造物侵入・不退去教唆、教育長橋本正彦の教育に対する不当な介入、それぞれの犯罪行為及び違法行為を正当化するためである。

〔ページ「裁判記録」、訴状156頁〕
    3 庶務課長小林緑の言動
     午後2時から2時7分頃までの間(原告が4回の退去命令を発しているとき)、庶
    務課長小林緑は発言(a)をした。原告は庶務課長小林緑の発言(a)を聞いた。
     発言(a)「教育委員会は、学校運営協議会の運営が著しく適正を欠くことにより、
    当該指定学校の運営に現に著しい支障が生じ、又は生ずるおそれがあると認められ
    る場合においては、………………。」(甲61、研修報告書2、2頁。甲14、11
    頁、尋問番号56・57)。
156頁

〔ページ「裁判記録」、甲61.研修報告書2〕
平成26年2月4日
    板橋区教育委員会事務局次長 寺西幸雄 様
研修報告書 2
板橋区立板橋第五中学校 依田郁夫
服務事故の根拠2 経過説明(1)
      平成25年11月21日
     同日 午後2時頃
     板橋区立板橋第五中学校校長依田郁夫は、東京都立北園高等学校校長、板橋区立板橋
    第四小学校校長と共に2階図書室に行った。2階図書室は板橋第五中学校第2回学校運
    営連絡協議会会場であった。
     校長依田郁夫が図書室に入った時、学校運営連絡協議会に招集していない3人の男性
    が図書室内に居ることを目撃した。3人は、板橋区教育委員会事務局庶務課長小林緑、
    同指導室教職員係長赤塚裕、同校PTA会長上田禎であった。
     校長依田郁夫は協議会の会場設定がなされていた図書室内の校長席に着き、協議会に
    招集していないにも関わらず協議会場内に居る3人の男性に図書室内から出るように
    命令した。午後2時から8分間程度の間、校長依田郁夫は大きな声で明確に3回、3人
    の男性に図書室内から出るように命令した。しかし、3人の男性は図書室内に居続けて、
    一向に図書室内から出ようとはしなかった。
1頁
     午後2時7分頃、校長依田郁夫は図書室の出入口付近に移動して、図書室内に居る3
    人の男性に4回目の退去命令を発した。それにも関わらず、3人の男性は図書室内から
    出ようとはしなかった。
     その際、庶務課長小林緑は退去しない理由として、「地方教育行政の組織及び運営に
    関する法律」第47条の5を述べていた。同法第47条の5は「学校運営協議会」につ
    いて規定した条文である。「学校運営協議会」は板橋区教育委員会が設定している「学
    校運営連絡協議会」とは異なる内容である。板橋区教育委員会が設定している「学校運
    営連絡協議会」は、委員の招集を校長が行い、協議会の運営を校長が行うと規定してい
    る。教育長橋本正彦には協議会委員の招集、協議会の運営を行う権限はない。教育長橋
    本正彦は「学校運営連絡協議会」の法的根拠、位置づけ、性格、委員の招集、協議会の
    運営について誤った認識をしている。
     庶務課長小林緑と教職員係長赤塚裕は、教育長橋本正彦の誤った認識にもとづき刑法
    第130条(不退去)に違反する犯罪行為を行った。庶務課長小林緑と教職員係長赤塚
    裕は犯罪行為の実行犯である。教育長橋本正彦は、同2人に犯罪行為を命じて実行させ
    た。教育長橋本正彦は刑法第61条(教唆)に違反する犯罪行為を行った教唆犯である。
    教唆犯には正犯と同じ刑が科せられる。
     教育長橋本正彦、庶務課長小林緑、教職員係長赤塚裕は刑法第130条(不退去)の
    実行犯と教唆犯である。
     平成25年11月21日、午後2時から2時8分までの間に、板橋区立板橋第五中学
    校図書室内で起きた出来事を、板橋第五中学校学校運営連絡協議会の以下の8名の委員
    が目撃していた。
     東京都立北園高等学校校長
     板橋区立板橋第四小学校校長
     板五中学校開放協力会長 植田康嗣
     板橋第五中学校PTA副会長 a 
     同PTA副会長 b
     板橋第五中学校副校長
     同主幹教諭 c
     同主幹教諭 d
2頁

〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号56ないし57〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
    *審査員
    では、続いて請求人側から尋問を行っていただきます。時間は、40分でお願いいたしま
    す。では、始めてください。
    *請求人(依田郁夫)
    56
    先ほどの小林課長の話なんですけれども、11月21日、午後2時から2時8分までの間、
    小林課長はこのように言っていませんでしたか。なぜここにいる、彼ら3人がここにい
    る理由、特に職員2人、小林課長と赤塚教職員係長なんですけれども、いる理由として、
    地方教育行政の組織及び運営に関する法律第47条の5、教育委員会は、学校運営協議会
    の運営が著しく適正を欠くことにより、というふうに、今の部分の冒頭を言いませんで
    したか。
    (上田禎)
        よろしいですか、答えて。小林課長は何か紙を持っていて、今、請求人の言った番号
        で合っているか、私は、記憶はないのですけれども、何かそういう条文のようなもの
        を読み上げて、お話をしたのは記憶しております。
    57
    はい。それは私が、今、言いました地方教育行政の組織及び運営に関する法律第47条の
    5の7項、冒頭部分の言葉としては、たしかこれを言ったのは覚えていると思います。
    教育委員会は、学校運営協議会の運営が著しく適正を欠くことにより、これを言ったの
    は記憶していますか。
    (上田禎)
        そのような言葉をおっしゃっていたかと思います。
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕

4 東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件第1回公開口頭審理
  における偽証

 上田禎は、平成27年7月6日、東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件の第1回公開口頭審理に証人として出席し証言した。
 証人上田禎は、宣誓した後に証言した。
 証人上田禎が第1回協議会でのPTA会長上田禎の発言に関して証言した下記(1)ないし(6)は、事実と異なり、かつ上田禎の記憶とも異なる証言であった。
 証人上田禎は、平成27年7月6日、東京都人事委員会平成25年(不)第25号審査請求事件、第1回公開口頭審理で偽証をした。

〔ページ「裁判記録」、甲14.4頁上田禎宣誓〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
〔上田証人に対する尋問〕
    *審査員
    それでは、繰り返しになりますけれども、双方から申請のあった上田禎さんに対する尋問
    をこれから行っていただきます。
    上田さん、前の証言席へお願いいたします。
〔上田証人、着席〕
    *審査員
    上田禎さんですね。
    (上田禎)
       はい。
    生年月日、住所、職業は、提出されております証人出頭カードに記載のとおりでよろしい
    ですね。
    (上田禎)
       はい。
    それでは、上田さんに宣誓をしていただきます。
    *審査補佐員
    起立願います。
    (上田禎)
       宣誓書、私は、証人として良心に従い、真実を述べ、何事も隠さず、何事もつけ加え
       ず証言することを誓います。平成27年7月6日、上田禎。
    着席願います。
    *審査員
    ただいま宣誓をしていただいたので、内容は理解されていると思いますけれども、上田さ
    んがこれから行う証言に際し、うその証言をしたときは法律上の制裁を受けることがあり
    得ますので、この点に留意の上、良心に従い真実を述べてください。
    (上田禎)
       はい。
4頁

(1)尋問番号98ないし99

〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号98ないし99〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
    98
    二つ目、私は企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている、こ
    れは協議会で発言する内容として適切ですか、不適切ですか。
    (上田禎)
        その発言は協議会でしたものではございません。校長室において依田先生と二人で話
        しているときにしたものです。
    私の記憶では、4時50分から5時まで運営協議会の最後10分間の中で、さっきの発言が
    1番、今の発言が2番目、確かにしております。もう一回言いましょうか。私は企業の社
    長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている。よく思い出してください。
    (上田禎)
        私としては、その場でした記憶は余りありませんね。校長室で話したのは覚えていま
        す。それはなぜかというと、PTA会長というのは地元の人間がなりますので、校長
        先生の立場からしますと、誰がなったのかわからないですよね。ですので、ある意
        味ではご安心いただくために、こういう仕事をしているんですよということをお伝え
        する趣旨でお話しした記憶はございます。
    99
    協議会の中の最後10分間の発言の2番目としてしたのですね。
    (上田禎)
        いや、最後の発言の中では、その話はした記憶は余りないんですけども。
    よく思い出してください。2番目にしていますよ。私はしっかりと記憶しております。
    (上田禎)
        すみません。それ、意見を求められたときの話ですか。
    4時50分から5時までは誰も意見、口を差し挟んでいません。証人が10分間、一人で話
    をしました。そのうちの二つ目の発言内容です。
    (上田禎)
        ちょっと待って。ということは、順番に意見を求められていて、最後の私の番になっ
        たときに、今の発言をされたというご指摘ですか。
    協議会の最後の10分間の中で、証人が一人で全部しゃべったうちの二つ目の発言です。
    (上田禎)
        すみません。今、私の質問に答えていただきたいのですが、その最後に3点、話をし
        たときのことですか、それは、それの後の話ですか。
    3点。
    (上田禎)
        つまり、その……………
    時間的に上田証人が一人でしゃべった10分間です。協議会の最後10分間です。その中で
    話をしたのです。さっき言ったのが一つ目、今、言ったのが二つ目です。
    *審査員
    ちょっと繰り返しになっています。最終的に証人としての発言をしてください。
    (上田禎)
        そうですか。じゃ、記憶にございません。断言できません。申しわけございません。
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕

ア 事実と異なる

 PTA会長上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会の協議の時間帯(午後4時20分頃から4時50分頃まで)に発言①をし、第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)に発言②ないし発言⑬を一方的に発言した。
 PTA会長上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会で発言③「私は、企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている。」を発言した。
 したがって、証人上田禎の証言「『私は企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている』は協議会でしたものではございません。」は事実と異なる。

発言①
「板橋第五中学校2年の自分の子どもが、東京都立北園高校の学校公開に参加して大変気に入った。子どもは、是非、東
 京都立北園高校に入学したいと言っている。」
 PTA会長上田禎の発言①に続けて、前板橋第五中学校PTA会長植田康嗣が「東京都立北園高校は、板橋第五中学校
から10人くらい推薦で入学させればいいんだ。」と発言した。
発言②
「私は、板橋第四小学校でPTA活動を5年間行ってきた。PTA会長も務めた。板橋第五中学校では、平成24年度と
 平成25年度の2年間PTA会長を務めている。これから7年間くらいはPTA活動と関わるであろう。」
発言③
「私は、企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている。」
発言④
「苦言を呈する。」
発言⑤
「私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのためには、何でもする。」
発言⑥
「平成25年度の第1学年は2学級、新入生徒数は43名であった。ここ数年間、板橋第五中学校は全学年が1学級であ
 った。」
発言⑦
「板橋区教育委員会の教育委員高野さんから、『平成25年度の第1学年は2学級になってよかったですね。』と声をか
 けられた。」
発言⑧
「板橋第五中学校は地元の評判が悪い。」
発言⑨
「板橋第五中学校は非協力的である。」
発言⑩
「板橋第五中学校は非協力的である。5月に板橋地区の青少年健全育成委員会の総会と懇親会があった。校長依田郁夫は
 修学旅行引率中であったので出席できなかった。副校長が青少年健全育成委員会の総会に出席したが、懇親会には出席
 しなかった。青少年健全育成委員会の会長平塚さんが『板橋第五中学校はこういう会に出席しない。』と言っていた。
 」
発言⑪
「板橋第五中学校は非協力的である。4月、5月の件もある。」
発言⑫
「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく
 。」
発言⑬
「板橋第五中学校は非協力的である。トイレ改修工事の件。板橋第五中学校と向原中学校は生徒用トイレ改修工事を2フ
 ロアーしかしてもらえない。他の中学校は3フロアーのトイレを改修してもらえる。」

イ 上田禎の記憶と異なる

 証人上田禎は、尋問番号99の後、審査員から「ちょっと繰り返しになっています。最終的に証人としての発言をしてください。」と促されて、「そうですか。じゃ、記憶にございません。断言できません。申しわけございません。」と証言した。
 証人上田禎は、記憶になく断言できない事実を「その発言は協議会でしたものではございません。校長室において依田先生と二人で話しているときにしたものです。」と証言した。(尋問番号98ないし99)
 したがって、証人上田禎の証言「『私は企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている』は協議会でしたものではございません。」は、上田禎の記憶と異なる証言であった。

(2)尋問番号8

〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号8〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
    8
    あなたは、平成25年7月1日に行われた平成25年度の第1回学校運営連絡協議会におい
    て、それであえて苦言を呈させていただきますと、前置きをして、発言されたというこ
    とのようですよね。
    (上田禎)
        はい、そうです。
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕

ア 事実と異なる

 PTA会長上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会の協議の時間帯(午後4時20分頃から4時50分頃まで)に発言①をし、第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)に発言②ないし発言⑬を一方的に発言した。
 「あえて苦言を呈させていただきます」は、発言④「苦言を呈する。」に相当する。
 PTA会長上田禎は第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)の発言で、発言④の前に発言②、発言③をした。
 証人上田禎は、発言②、発言③を隠して、証言しなかった。
 したがって、証人上田禎の証言は事実と異なる。

発言①
「板橋第五中学校2年の自分の子どもが、東京都立北園高校の学校公開に参加して大変気に入った。子どもは、是非、東
 京都立北園高校に入学したいと言っている。」
 PTA会長上田禎の発言①に続けて、前板橋第五中学校PTA会長植田康嗣が「東京都立北園高校は、板橋第五中学校
から10人くらい推薦で入学させればいいんだ。」と発言した。
発言②
「私は、板橋第四小学校でPTA活動を5年間行ってきた。PTA会長も務めた。板橋第五中学校では、平成24年度と
 平成25年度の2年間PTA会長を務めている。これから7年間くらいはPTA活動と関わるであろう。」
発言③
「私は、企業の社長に経営のアドバイスをする経営コンサルタントをしている。」
発言④
「苦言を呈する。」

イ 上田禎の記憶と異なる

 証人上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)で、発言④「苦言を呈する。」の前に発言②「私は、板橋第四小学校でPTA活動を5年間行ってきた。PTA会長も務めた。板橋第五中学校では、平成24年度と平成25年度の2年間PTA会長を務めている。これから7年間くらいはPTA活動と関わるであろう。」を発言した記憶を有していた。(尋問番号95ないし97)
 したがって、証人上田禎の証言「あえて苦言を呈させていただきますと、前置きをして、発言した」は、上田禎の記憶と異なる証言であった。

〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号95ないし97〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
    95
    それでは、最後の10分間、証人が発言した内容について、これから10件、尋問いたします。
    一つ目、私は板橋第四小学校でPTA活動を5年間行ってきた。PTA会長も務めた。
    板橋第五中学校では平成24年度と25年度の2年間、PTA会長を務めている。これから
    7年間ぐらいはPTA活動とかかわるであろう。この発言をしましたけれども、これは
    協議会で発言する内容ですか。
    (上田禎)
        その発言を正確にしたのが、その協議会の場であったかということがはっきりと覚え
        ていないんですけれども。
    よく思い出してください。もう一回言いましょうか。私は板橋第四小学校でPTA活動を
    5年間行ってきた。PTA会長も務めた。板橋第五中学校では平成24年度と平成25年度
    の2年間、PTA会長を務めている。これから7年間ぐらいはPTA活動とかかわるであ
    ろう。
    (上田禎)
        すみません。そのようなことを言ったことはあるのですけれども、それがその場だった
        かどうかはちょっと覚えていないのと、もしそのとおりに7年間、最後の部分ですけ
        ど7年間と言っていたとすると、それはちょっと私自身の計算間違いだと思います。
    96
    このような発言をしたことは確かですね、では。
    (上田禎)
        したかもしれません。
    かもしれない。
    (上田禎)
        定かではないんですが、したかもしれません。
16頁
    97
    かもしれない。可能性としては高いですか。
    (上田禎)
      可能性としてはあります。
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕

(3)尋問番号9

〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号9〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
    9
    なぜあえて、苦言を呈させていただきますと前置きされたのですか。
    (上田禎)
        その後、3点お話ししたのですけれども、それらの内容が、請求人であります依田校
        長先生にとっては耳ざわりのいい話ではないであろうというふうに私は考えておりま
        したので、それで「あえて苦言を呈させていただきます」という前置きをさせていた
        だきました。
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕

ア 事実と異なる

 PTA会長上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会の協議の時間帯(午後4時20分頃から4時50分頃まで)に発言①をし、第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)に発言②ないし発言⑬を一方的に発言した。
 証人上田禎は、発言④「苦言を呈する。」の後に3点話した、と証言した。証人上田禎が主張する3点は、発言⑤、発言⑧、発言⑩、発言⑫に相当する。
 証人上田禎は、発言⑥、発言⑦、発言⑨、発言⑪、発言⑬を隠して、証言しなかった。
 したがって、証人上田禎の証言は事実と異なる。
発言⑤
「私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのためには、何でもする。」
発言⑥
「平成25年度の第1学年は2学級、新入生徒数は43名であった。ここ数年間、板橋第五中学校は全学年が1学級であ
 った。」
発言⑦
「板橋区教育委員会の教育委員高野さんから、『平成25年度の第1学年は2学級になってよかったですね。』と声をか
 けられた。」
発言⑧
「板橋第五中学校は地元の評判が悪い。」
発言⑨
「板橋第五中学校は非協力的である。」
発言⑩
「板橋第五中学校は非協力的である。5月に板橋地区の青少年健全育成委員会の総会と懇親会があった。校長依田郁夫は
 修学旅行引率中であったので出席できなかった。副校長が青少年健全育成委員会の総会に出席したが、懇親会には出席
 しなかった。青少年健全育成委員会の会長平塚さんが『板橋第五中学校はこういう会に出席しない。』と言っていた。
 」
発言⑪
「板橋第五中学校は非協力的である。4月、5月の件もある。」
発言⑫
「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく
 。」
発言⑬
「板橋第五中学校は非協力的である。トイレ改修工事の件。板橋第五中学校と向原中学校は生徒用トイレ改修工事を2フ
 ロアーしかしてもらえない。他の中学校は3フロアーのトイレを改修してもらえる。」

イ 上田禎の記憶と異なる

 証人上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)に発言⑪「板橋第五中学校は非協力的である。4月、5月の件もある。」、発言⑬ 「板橋第五中学校は非協力的である。トイレ改修工事の件。板橋第五中学校と向原中学校は生徒用トイレ改修工事を2フロアーしかしてもらえない。他の中学校は3フロアーのトイレを改修してもらえる。」を発言した記憶を有していた。(尋問番号126ないし130、尋問番号138ないし141)
 したがって、証人上田禎の証言「その後、3点をお話しした」は、上田禎の記憶と異なる証言であった。

〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号126ないし130〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
    126
    そうですか。8番目に聞きます。板橋第五中学校は、非協力的である。4月5月の件も
    ある。これはサッカー部やダンス部の部活動を新設しなかったことですね。
    (上田禎)
        そうかもしれませんね。
    かもしれない。
    (上田禎)
        4月5月の件という話であるならば、そのことを指していると思います。
    127
    25年度板橋第五中学校の部活動は、校長、副校長、養護教諭、再任用教諭、期限つき教
    諭を含めた全教員13名が顧問をして、6部活動を開設していたんですけれども、これは
    適切な部活動開設だとは思いませんか。
    (上田禎)
        それは思います。
    思う。
    (上田禎)
        はい。
    128
    思うのに、板橋第五中学校は非協力的であると発言したんですね。
    (上田禎)
        これはですね、どういうことかと言いますと、私の耳に保護者から、私が言っている
        のではなくて、学校は非協力的だよねという言葉が聞こえてくるわけです。要は保護
        者から私が言われていることを代弁しているつもりで発言をしております。
    代弁している。
    (上田禎)
        代弁しているというか、事実としてこのようなことも耳にしていますよという言葉を使
        っているはずです。
    129
    代弁して発言したとしても、協議会の中で発言したのは証人なんだから、証人の発言に
    なりますね、当然。
    (上田禎)
        耳にしていますと発言しています。耳に聞こえていますという発言をしています。
    130
    4月5月の件もあるとだけ言いましたね。
22頁
    (上田禎)
    それは言ったかもしれません。

〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号138ないし141〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
      138
      では、10件目のうちの10番目の質問をします。板橋第五中学校は非協力的である。板橋
      第五中学校は生徒用トイレ改修工事を2フロアしかしてもらえない。板橋五中と向原中
      以外の21の板橋区立中学校は3フロア改修してもらえる。これはどのような意味がある
      のでしょう、学校運営連絡協議会の発言として。
      (上田禎)
          これはまず今の話は事実ですね。そういう区の計画だということは、私は聞いており
          ました。その理由は、向原中学校と板橋第五中学校の生徒数が少ないのが理由です。
          両方とも100人に満たない学校、100人前後の学校でございますので、ほかの学校は
          3フロア以上です。トイレを改修していただけるのですが、この2校に関しては2フ
          ロアになってしまうということで、要は生徒数が少ないということがそういった環境
          面にも影響していますよね、というつもりでお話しさせていただいたものと思います。
      139
      証人が出典、情報を暴露して、板橋第五中学校をおとしめたのですか。
      (上田禎)
          いいえ、違います。これは、暴露も何も、教育委員会から聞いている話でございます
          ので、計画としてされているものですから、秘密を暴露したものでもありませんし、
          まして学校をおとしめようなどという気持ちは毛頭ございません。
      140
      出席した委員はそのことを知っていましたか。板橋五中と向原中は2フロアだけ、ほか
      の中学校は3フロア。
      (上田禎)
          知っていたかどうか、私は存じ上げません。
      141
      少なくとも証人は知っていたわけですね。
      (上田禎)
          私は知っておりました。

(4)尋問番号10

〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号10〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
    10
    3点と言われていましたが、生徒数が減っているので保護者や地域の方々が、生徒を増
    やしたいと願っているというふうな話をその中の一つとしてしましたか。
    (上田禎)
        はい、しております。
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕

ア 事実と異なる

 PTA会長上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)に発言②ないし発言⑬を一方的に発言した。
 PTA会長上田禎は、発言⑤を「私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのためには、何でもする。」と発言した。
 証人上田禎の証言「生徒数が減っているので保護者や地域の方々が、生徒を増やしたいと願っている」は、発言⑤と下記の点が異なる。
・発言⑤の主語は「私(PTA会長上田禎)」であるが、証人上田禎の証言は「保護者や地域の方々」である。
・発言⑤にはPTA会長上田禎の決意表明「そのためには、何でもする。」があるが、証人上田禎の証言にはPTA会長
 上田禎の決意表明「そのためには、何でもする。」がない。
 証人上田禎は、発言⑤の主語を「私(PTA会長上田禎)」から「保護者や地域の方々」に替え、PTA会長上田禎の決意表明「そのためには、何でもする。」を隠して、証言した。
 したがって、証人上田禎の証言「生徒数が減っているので保護者や地域の方々が、生徒を増やしたいと願っている」は事実と異なる。

イ 上田禎の記憶と異なる

 証人上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)に発言⑤「私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒数を増やすことである。そのためには、何でもする。」を発言した記憶を有していた。(尋問番号114ないし115)
 したがって、証人上田禎の証言「生徒数が減っているので保護者や地域の方々が、生徒を増やしたいと願っている」は、上田禎の記憶と異なる証言であった。

〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号114ないし115〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
    114
    6番目の発言に関して質問します。私の考えの根底にあるのは、板橋第五中学校の生徒
    数を増やすことである。そのためには何でもする。これはPTA会長の決意表明ですか。
    (上田禎)
        何でもするつもりでいますよということ、そうですね。そういう気持ちの表明ですね。
    115
    PTA会長の決意表明ですか。
    (上田禎)
        決意表明、はい、まあ、そうですね。
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕

(5)尋問番号126ないし130

〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号126ないし130〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
    126
    そうですか。8番目に聞きます。板橋第五中学校は、非協力的である。4月5月の件も
    ある。これはサッカー部やダンス部の部活動を新設しなかったことですね。
    (上田禎)
        そうかもしれませんね。
    かもしれない。
    (上田禎)
        4月5月の件という話であるならば、そのことを指していると思います。
    127
    25年度板橋第五中学校の部活動は、校長、副校長、養護教諭、再任用教諭、期限つき教
    諭を含めた全教員13名が顧問をして、6部活動を開設していたんですけれども、これは
    適切な部活動開設だとは思いませんか。
    (上田禎)
        それは思います。
    思う。
    (上田禎)
        はい。
    128
    思うのに、板橋第五中学校は非協力的であると発言したんですね。
    (上田禎)
        これはですね、どういうことかと言いますと、私の耳に保護者から、私が言っている
        のではなくて、学校は非協力的だよねという言葉が聞こえてくるわけです。要は保護
        者から私が言われていることを代弁しているつもりで発言をしております。
    代弁している。
    (上田禎)
        代弁しているというか、事実としてこのようなことも耳にしていますよという言葉を使
        っているはずです。
    129
    代弁して発言したとしても、協議会の中で発言したのは証人なんだから、証人の発言に
    なりますね、当然。
    (上田禎)
        耳にしていますと発言しています。耳に聞こえていますという発言をしています。
    130
    4月5月の件もあるとだけ言いましたね。
22頁
    (上田禎)
    それは言ったかもしれません。
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕

ア 事実と異なる

 PTA会長上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)に発言②ないし発言⑬を一方的に発言した。
 PTA会長上田禎は、発言⑪を「板橋第五中学校は非協力的である。4月、5月の件もある。」と発言した。
 証人上田禎は、発言⑪に係わり「事実としてこのようなことも耳にしていますよという言葉を使っているはずです。」(尋問番号128)、「耳にしていますと発言しています。耳に聞こえていますという発言をしています。」(尋問番号129)と証言した。
 証人上田禎は、発言⑪に係わり、平成25年7月1日第1回協議会で発言していない内容「事実としてこのようなことも耳にしていますよ」、「耳にしています」、「耳に聞こえています」を付け加えて証言した。
 したがって、証人上田禎の発言⑪に係わる証言は事実と異なる。

イ 上田禎の記憶と異なる

 証人上田禎は、尋問番号130の尋問「4月5月の件もあるとだけ言いましたね。」に対して「それは言ったかもしれません。」と証言した。(尋問番号130)
 証人上田禎は、発言⑪を「板橋第五中学校は非協力的である。4月、5月の件もある。」と発言した記憶を有していた。
 したがって、証人上田禎の発言⑪に係わる証言は、上田禎の記憶と異なる証言であった。

(6)尋問番号16ないし17

〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号16ないし17〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
    16
    学校が生徒本意でなくて、教職員本意で考えているのではないかというような趣旨は話
    されませんでしたか。
    (上田禎)
        いたしましたが、これは私がそう考えています、という話ではなくて、私の耳に保護
        者の声として、そのようなことが耳に入っていますということを伝えさせていただき
        ました。
    17
    部活動の時間が短いとか、保護者の差し入れは認められないなどという、そういう例を
    挙げて説明したのですか。
    (上田禎)
        はい。そうですね。そういった事例を話して、私の趣旨としては、そのことそのもの
        というよりは、そういったことで保護者から私の耳に、先ほどお伝えしたような生徒
        本意ではないのではないかという言葉が聞こえてきておりますので、上手に説明して
        いただきたいという要望の形でお伝えさせていただきました。
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕

ア 事実と異なる

 PTA会長上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会終了直前の10分間(午後4時50分頃から5時00分まで)に発言②ないし発言⑬を一方的に発言した。
 PTA会長上田禎は、 発言⑫を「板橋第五中学校は非協力的である。板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」と発言した。
 証人上田禎の証言は、PTA会長上田禎が平成25年7月1日第1回協議会で発言した発言⑫と下記の点が異なる。
・証人上田禎は、「板橋第五中学校の教員は生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」(発言⑫)を「学校が生徒本意でなくて、教職員本意で考えている」に替えて、証言した。
・証人上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会で発言していない内容「私の耳に保護者の声として、そのようなこと
 が耳に入っています」を付け加えて、証言した。
・証人上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会で発言していない内容「部活動の時間が短いとか、保護者の差し入れ
 は認められないという事例を話した」を付け加えて、証言した。
 したがって、証人上田禎の発言⑫に係わる証言は事実と異なる。

イ 上田禎の記憶と異なる

 証人上田禎は、平成25年7月1日第1回協議会で「板橋第五中学校は非協力的である。生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」を発言した記憶を有していた。(尋問番号131)
 したがって、証人上田禎の証言「学校が生徒本意でなくて、教職員本意で考えている」は、上田禎の記憶「板橋第五中学校は非協力的である。生徒のことを第一に考えてもらいたい。教員第一ではなく。」と異なる証言であった。

〔ページ「裁判記録」、甲14.尋問番号131ないし132〕
        東京都人事委員会 平成25年(不)第25号審査請求事件
        平成27年7月6日 第1回公開口頭審理
        証人 上田禎
    131
    9番目、板橋第五中学校は非協力的である。生徒のことを第一に考えてもらいたい。教
    員第一ではなく。これは夏季休業中や9月の氷川神社の例大祭で、夜間パトロールを教
    員は10時までしてもらいたいということを指していますね。
    (上田禎)
        いえ、そのことを指しているものではない。
    132
    何を指していますか。
    (上田禎)
        そのときに発言をしましたのは、例えば部活動とかで、極端に時間が短くて1時間程
        度で終わってしまう特定の部があったりするんです。そこの部活動の保護者から、そ
        の理由が、先生の家が遠いからであるとか、あるいは、これも発言したときに、今で
        はなくて、今までの話でというふうに前置きをしたかと思うんですけれども、ソフト
        テニス部への差し入れに関して、子供の健康を心配した親からの差し入れの申し出が
        却下されたこととかいうことがあり、何人かの保護者の方から学校は非協力的だとい
        うふうに言っている発言が私の耳に入っていたということを言いました。
赤色文字変換は依田郁夫がおこなった。〕


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